- 「ペタスク」は、今日の予定をペタっと並べて、パッと画像で共有できるツールです。
- シンプルに空き時間を伝えることに特化しているので、日常的な時間調整の場面で役立ちます。
- 従来のカレンダーアプリとは違って複雑な機能をなくしているので、気軽に共有できます。
- ペタスク(安定版):https://app.chiilabo.jp/petask/
- ペタスク(プレビュー版)https://app.chiilabo.jp/petask-prev/
手軽な時間共有の新しいアプローチ
普段の生活で「今日の空き時間を相手に伝えたい」という場面は意外に多いものです。友達との約束を決めるとき、家族に自分のスケジュールを知らせるとき、仕事の打ち合わせ時間を調整するとき。
従来のカレンダーアプリは多機能すぎて、単純に「この時間が空いている」ということを伝えるには少し大げさに感じることがあります。
そこで開発したのが「ペタスク」です。

ペタスクは、タッチ操作でブロックを並べるだけで、その日のタイムテーブルを作成できます。
作成したスケジュールはスマホ内に保存され、メッセージアプリなどで画像として簡単に共有できます1。
アクセスと基本画面構成
ペタスクはウェブブラウザで動作するアプリケーションです。
https://app.chiilabo.jp/petask/ にアクセスすると、すぐに使い始めることができます2。
ペタスクはPWA(Progressive Web App)として開発されています。スマートフォンのブラウザでは、ホーム画面に追加することで、ネイティブアプリのように起動できます。オフラインでも基本的な操作が可能で、インターネット接続がない環境でもスケジュール作成や編集ができます。
画面は大きく4つの部分に分かれています。
- 上部のヘッダーには設定ボタンや共有ボタンが配置され、
- その下のメニューバーで開始時間と色を選択できます。
- 中央のスケジュールヘッダーには日付、メッセージ欄、元気メーターがあり、
- メイン部分のタイムテーブルで実際の予定を作成します。
タイムテーブルは9時間分を表示し、左側に時間、右側に予定を配置するエリアがあります。15分ごとに薄い線が引かれており、1時間ごとに太い線で区切られています。この線がガイドとなって、正確な時間での予定作成をサポートします3。
基本的な予定作成
新しい予定を作成する方法は3つあります。
- 最も簡単なのは、空いている時間をダブルタップすることです。
スマートフォンなら指で2回続けてタップし、パソコンならマウスで2回クリックします。するとその位置に1時間の予定ブロックが作成されます。 - 2つ目の方法は、画面右下の「+」ボタンを押すことです。
このボタンを押すと、画面中央に新しい予定が作成されます。 - 3つ目は、空いている場所を長押しすることです。
指を1秒ほど押し続けると、その位置に予定ができます。
新しく作成する予定の色は、メニューバーの色選択で設定できます。
作成したスケジュールデータはブラウザのローカルストレージ(端末内の保存領域)に自動的に保存されます。アプリを閉じても、次回アクセス時に前回の内容が復元されます。
ただし、(今のところ)ただ共有する画像に表示する日付を変更するだけです。予定に日付情報はないので、未来の予定を入れておく、ような使い方は想定していません。
予定の調整と編集
- 作成した予定の時間を変更するには、ドラッグ操作を使います。
予定ブロックを指やマウスで押さえたまま上下に動かすと、開始時間を調整できます。動かしている間、ブロックは少し透明になり、15分単位で自動的に位置が調整されます。 - 予定の長さを変更するには、リサイズハンドル(サイズ変更用の操作部分)を使います。
予定ブロックの上端と下端に見えない操作エリアがあり、そこをドラッグすると開始時間や終了時間を個別に調整できます。編集中の予定では、この操作エリアが見えるようになり、より操作しやすくなります。 - 予定の色を変更するには、まず変更したい予定を1回タップして選択状態にします。
次に右クリック(スマートフォンでは長押し)すると、色選択メニューが表示されます。5つの色から選択でき、それぞれ「予定を入れたい」「空き時間」「予定あり」「重要」「大事な予定」という意味合いが設定されています。 - 予定にタイトルをつけることもできます。
作成された予定ブロックには最初、何も文字が入っていません。文字を入れずに色分けだけで、空き時間を伝えてもよいですが、メモをつけることができます。そのブロックをもう一度ダブルタップします。するとテキスト入力モードになり、「会議」「買い物」「自由時間」などの文字を入力できます。入力が終わったらEnterキーを押すか、他の場所をタップすると確定されます。
画像として共有する
作成したタイムテーブルを他の人と共有するには、ヘッダーの共有ボタン(紙飛行機のアイコン)をタップします。するとタイムテーブル部分が画像として生成され、共有メニューが表示されます。
スマートフォンでは、LINEやメール、SNSなどのアプリを直接選択して画像を送信できます。パソコンでは画像がダウンロードされ、任意の方法で共有できます。生成される画像には、設定した日付、メッセージ、元気メーター、すべての予定ブロックが含まれます。
画像の品質は高解像度で生成されるため、拡大しても文字がはっきりと読める状態で保存されます。受け取った相手は、専用のアプリがなくても内容を確認できるため、非常に汎用性の高い共有方法です。
ちょっと応用の使い方
ここから先は、少しカスタマイズしたい人向けの機能。
日付とタイトルメッセージの設定
スケジュールの日付は自動的に当日に設定されています。画面上部に表示されている日付をタップすると変更できます。するとカレンダー選択画面が開き、任意の日付を選択できます。
日付の隣にあるメッセージ欄では、スケジュールのタイトルを入力できます。「〜の予定」「打ち合わせ可能時間」など、相手に伝えたい内容を自由に書き込めます。この欄をクリックするとテキスト編集モードになり、直接文字を入力できます。
右端の元気メーターは、その日の体調や気分を5段階で表現できる機能です。バッテリーのような形のアイコンをクリックすると選択メニューが開き、「疲れた」から「絶好調」まで選択できます。これによって、単純なスケジュール以上の情報を相手に伝えることができます。
テーマとカスタマイズ
ペタスクでは5つのテーマから外観を選択できます。設定ボタンから「テーマ」を選ぶと、ライト、ダーク、パステル、カラフル、ミニマルの中から好みに合わせて変更できます。
開始時間も7時から12時までの範囲で変更でき、早朝や夜間のスケジュールにも対応できます。さらに、よく使う開始時間がある場合は、カスタム時間として追加登録することも可能です。
データのエクスポート機能
データのバックアップを取りたい場合は、エクスポート機能を使用します。設定画面からエクスポートを選択すると、すべてのスケジュールデータがJSON形式(データ交換用の標準的な形式)でテキストとして出力されます。このテキストをコピーして、メモアプリやクラウドストレージに保存しておけば、データの復元が可能です。
別の端末でデータを復元したい場合や、バックアップから復元したい場合は、インポート機能を使用します。保存しておいたJSONテキストを貼り付けることで、予定データを復元できます。
技術的な特徴と対応環境
対応ブラウザは、Chrome 80以降、Firefox 75以降、Safari 13以降、Edge 80以降です。スマートフォンでもパソコンでも、最新のブラウザであれば問題なく動作します。
タッチ操作に最適化されているため、スマートフォンやタブレットでの操作性が特に優れています。マウス操作にも対応しているため、パソコンでも快適に使用できます。
既知の不具合
- 予定をスライドして動かしたあと、画像を保存・共有すると半透明になる
(いったん、アプリを終了すると戻る)