Shared Items Hidden - Library Icon A blue folder with a person badge and an eye with a slash to indicate hiding shared items. Googleドライブの「共有アイテム」は消せない？

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共有アイテムが消せない違和感

Googleドライブを日常的に使っていると、「共有アイテム」というタブに必ず出会います。ここには、自分以外の誰かが共有してくれたファイルが一覧で並びます。便利に思える一方で、不要なものまで延々と残り続けるのが悩みの種です。自分のドライブを整理しても、共有アイテムは別扱いなので、気づけば使わない動画や書類で埋め尽くされてしまいます。

多くの人が最初に考えるのは「いらないから削除したい」ということです。ところが、実際に操作してみると「ゴミ箱に移動」がグレーアウトしていて押せません。なぜなら、これらのファイルは自分が所有者ではないからです。所有者の権限が残っている以上、こちらから完全に消すことはできないのです。

ヘルプと実際の違い

Googleの公式ヘルプには「共有アイテムから Remove（削除/非表示）」できると説明されています。PC版では右クリックで「削除」、iOSアプリではメニューから「Remove」が出ると書かれています。

ところが、実際に最新のUIを確認すると違います。PC版でも iPhoneアプリ版でも、右クリックやメニューに「削除」や「Remove」は存在しません。出てくるのは「整理」「共有」「ショートカットを追加」「スターを付ける」といった項目だけです1。つまり公式ヘルプと現実のUIの間にズレがあり、現行仕様では「共有アイテム」を消す手段は提供されていないのですところが、実際に最新のUIを確認すると違います。PC版でも iPhoneアプリ版でも、右クリックやメニューに「削除」や「Remove」は存在しません2。出てくるのは「整理」「共有」「ショートカットを追加」「スターを付ける」といった項目だけです。つまり公式ヘルプと現実のUIの間にズレがあり、現行仕様では「共有アイテム」を消す手段は提供されていないのです。

この矛盾については、GoogleのヘルプコミュニティやRedditなどのフォーラムでも指摘されていて、「Removeがない」「削除できない」という報告が数多く見られます。つまり、公式の説明は残っていても、ユーザーが実際に体験するUIではすでに削除機能がなくなっている可能性が高いのです。

特にモバイル利用では不便が目立ちます。iPhoneアプリで「︙」メニューを開いても、「スターを追加」「オフラインで使用可能にする」「詳細とアクティビティ」「ショートカットを追加」「報告」しか表示されず、やはり「削除」や「Remove」は見当たりません。

つまり、外出先などでiPhoneから共有アイテムを整理したいと思っても、現行アプリでは一切できないのです。この仕様のため、共有アイテムは開くたびに「不要なものまで表示され続ける」場所になってしまっています。

ではPCブラウザ版ならどうかというと、ここでも状況は同じです。右クリックメニューに「ゴミ箱に移動」や「Remove」がなく、「整理」や「共有」などのオプションしか選べません3。

また、“Remove” 操作を一時的に行った後でも、ファイルを開くと再び “Shared with me” に戻るという報告があります。4

つまりPCとモバイルの両方で、共有アイテムに表示されるファイルを消すことはできない、というのが現行仕様です。あるフォーラム投稿では、「共有されたフォルダーを Remove（除去）したとしても、それはあくまでも自分の一覧から除くだけで、他人のアクセスや所有者には影響しない」という説明もあります。{#E}5

整理の工夫と限界

ではどうするか。現時点でできるのは、「スターを付けて必要なものだけを浮き立たせる」か、「マイドライブにショートカットを作り、そちらを整理して使う」程度です。共有アイテムそのものを整理することはできないので、必要なものをフィルタリングして使うしかありません。

例えるなら、共有アイテムは「人から回ってくるチラシが溜まるポスト」のようなものです。要らないチラシを抜き取って捨てたいところですが、その操作は許されていません。代わりに「必要なものに付箋を貼って管理する」しかないのです。

まとめ

現行のGoogleドライブでは、「共有アイテム」に並ぶファイルを自分で削除・非表示にすることはできません。公式ヘルプにはRemove機能の説明が残っていますが、最新のUIには存在せず、実際には整理不能な場所になっています。PCでもiOSでも同様に、ユーザーができるのは「スター」や「ショートカット」で擬似的に使いやすくする工夫だけです。

つまり、「共有アイテム」は整理する場ではなく、常にすべてが見える「受信箱」のようなもの。そう割り切って使うしかないのが、現状の仕様です。

  1. Apple サポートコミュニティでは「共有されたファイルに Remove ボタンがない」「ゴミ箱に移動が選べない」という投稿が複数あります。 – deleting google files shared with me (Apple Community)
  2. Reddit の利用者は「Remove を試みたが、ファイルは消えない」「Move to Trash がグレーアウトしている」「PC でしか操作できない」と報告しています。 – How to remove files shared with me on Google Drive (Reddit)
  3. WebApps StackExchange の Q&A で、「Remove オプションがグレーアウト」「ファイルが ‘Shared with me’ にしか存在しないため削除できない」という事例が報じられています。 – Removing shared files on Google Drive (StackExchange)
  4. Reddit 利用者が「一度除去しても再表示される」「Delete は自分のビューからのみ除去され、所有者側には影響しない」と報告しています。 – How to remove files shared with me on Google Drive (Reddit)
  5. Reddit 投稿「What happens when you remove a shared folder」で、「Remove は自分のビューから除去するだけ。他の共有者やオーナーは影響を受けない」との記述があります。 – What happens when you remove a shared folder (Reddit)