Windows 11初期設定
「復元するデバイスを選択」と
OneDriveの違い

Windows 11の初期設定を進めていたら、「復元するデバイスを選択」という画面が表示されました。

<svg class="eyecatch-svg" viewBox="0 0 192 192" xmlns="http://www.w3.org/2000/svg">
  <!-- 背景 -->
  <rect width="192" height="192" fill="white" rx="32" ry="32" />
  
  <!-- ノートPC本体 -->
  <g transform="translate(96, 96)">
    <!-- PC画面部分 -->
    <rect x="-40" y="-35" width="80" height="50" fill="#2196F3" rx="3" ry="3" stroke="#607D8B" stroke-width="3" />
    <rect x="-36" y="-31" width="72" height="42" fill="#E0E0E0" rx="2" ry="2" />
    
    <!-- PCキーボード部分 -->
    <path d="M -45 15 L -40 20 L 40 20 L 45 15 Z" fill="#607D8B" stroke="#607D8B" stroke-width="2" />
    
    <!-- 循環矢印(復元を表現) -->
    <g transform="translate(0, -10)">
      <!-- 右回りの矢印 -->
      <path d="M -15 0 A 15 15 0 1 1 0 -15" fill="none" stroke="#4CAF50" stroke-width="4" stroke-linecap="round" />
      <path d="M 0 -15 L -3 -8 L 3 -12 Z" fill="#4CAF50" />
      
      <!-- 左回りの矢印 -->
      <path d="M 15 0 A 15 15 0 1 0 0 15" fill="none" stroke="#4CAF50" stroke-width="4" stroke-linecap="round" />
      <path d="M 0 15 L 3 8 L -3 12 Z" fill="#4CAF50" />
    </g>
    
    <!-- クラウドアイコン(OneDriveを表現) -->
    <g transform="translate(35, -45)">
      <path d="M 0 5 Q -2 0 -5 0 Q -8 0 -10 3 Q -12 2 -14 2 Q -18 2 -20 6 Q -20 10 -16 12 L 4 12 Q 8 12 8 8 Q 8 5 5 5 Q 3 3 0 5 Z" fill="#FF9800" stroke="none" />
    </g>
  </g>
</svg>Windows 11初期設定<br class="chiilabo-br is-on">「復元するデバイスを選択」と<br class="chiilabo-br is-on">OneDriveの違い

この画面を見て、ちょっと不安を感じました。というのも、この「復元」を選択すると、OneDriveが勝手にファイルを同期し始めるのではないか。そんな心配からです。

結論から言うと、「復元するデバイスを選択」とOneDriveのフォルダバックアップ機能は、まったく別の仕組みですので、心配はいりませんでした。

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1. 「復元するデバイス」が扱うデータ

Windows 11 の初期設定で復元するのは、Microsoftアカウントに紐づいた設定情報です。

ここで復元されるのはファイルではなく、新しいパソコンをすぐに使いやすくするための、軽い設定データだけが対象です。具体的には、デスクトップの壁紙、WiFiのパスワード、ブラウザのお気に入り、システムの言語設定などが含まれます。

これらのデータは「設定の同期」という機能を通じて、Microsoftのクラウドに保存されています。この情報は、OneDriveとは別の保存場所です。

重要なのは、ここで復元されるのはあくまで設定だけという点です。インストールしたアプリ本体や、デスクトップに保存したファイル、ドキュメントフォルダの中身などは含まれません。

2. OneDriveフォルダバックアップとの違い

一方、OneDriveのフォルダバックアップ機能は、デスクトップ、ドキュメント、ピクチャなどのユーザーフォルダを丸ごとOneDriveで同期する仕組みです。

ただし、この機能には注意点があります。それは、これらのユーザーフォルダの実体がOneDrive上に移動し、ローカルのフォルダはその場所を指し示すシンボリックリンクに変わってしまうこと。つまり、ファイルの保存場所そのものが変わってしまう機能です。「バックアップ」をオフにしても、それだけで元に戻るわけではないのです。

この変化は、「復元するデバイスを選択」とはまったく関係ありません。

3. どんな時にOneDriveバックアップが有効になるのか

ちなみに、以前使っていたパソコンでこの機能を使っていた場合には、OneDriveのフォルダバックアップ機能が自動的に有効になります。

逆に言うと、「復元するデバイスを選択」で以前のパソコンを選んだとしても、そのパソコンでOneDriveバックアップを使っていなければ、新しいパソコンでも有効になりません。

設定は設定として復元される。ファイルの同期設定もその一部として引き継がれる。

画面に「以前のPCに保存したバックアップの復元のみです」と書かれているのは、この設定同期の範囲を示しています。OneDriveに保存されたファイルの話ではありません。

4. データの保存場所の整理

ここまでの内容を整理すると、Microsoftのクラウドには大きく分けて2つの保存場所があります。

  • 1つ目は設定の同期用の保存場所です。ここには壁紙、WiFiパスワード、ブラウザのお気に入りといった軽い設定データが保存されます。「復元するデバイスを選択」はこちらを参照します。
  • 2つ目はOneDriveです。ここにはユーザーが意図的に保存したファイルや、フォルダバックアップ機能で同期されたファイルが保存されます。初期設定の「復元」画面とは直接関係しません。

この2つは別々の仕組みとして動いています。

5. まとめ

Windows 11の初期設定における「復元するデバイスを選択」は、Microsoftアカウントに紐づいた設定情報(壁紙、WiFiパスワード、ブラウザ設定など)を復元する機能です。OneDriveのフォルダバックアップ機能(デスクトップ、ドキュメント、ピクチャの自動同期)とは別の仕組みであり、この画面で選択を行ってもOneDriveバックアップが自動的に有効になることはありません。OneDriveバックアップは、以前のPCで使用していた場合のみ設定が引き継がれます。