- cPanelのAutoSSLは、SSL証明書を自動更新する機能で、更新時にDCVというドメイン所有確認を行います。
- 契約終了したドメインはDNSが変わっているためDCVに失敗し、エラー通知が届き続けます。
- 対処するにはSSL/TLS StatusでそのドメインをAutoSSL対象から除外し、Run AutoSSLを実行して証明書を再発行します。
1. AutoSSLとDCVエラーの意味を整理する
独自ドメインの契約を終了したあと、cPanelからAutoSSLのエラー通知が届きました。
内容は「DCVに失敗したため証明書を更新できない」というものです。
正直なところ、もう使っていないドメインなので、SSL更新は不要です。
そこで、AutoSSLの対象から除外し、cPanel上のドメイン設定を削除することにしました。
1.1. AutoSSLとは何をしているのか
AutoSSLは、cPanelが提供する自動SSL証明書更新機能です。
多くの場合、証明書はLet’s Encryptによって発行されます。
SSL証明書は、通信を暗号化するための「身分証明書」のようなものです。
ブラウザとサーバーの間でやり取りする情報を第三者から守る役割があります。
有効期限は約90日。
そのため、自動更新は非常に便利です。
1.2. DCV(Domain Control Validation)とは
DCVは「そのドメインを本当に管理しているか」を確認する仕組みです。
具体的には、サーバー上に特定のファイルを設置し、
Let’s Encrypt側がHTTP経由で取得できるかを確認します。
今回のエラーでは、
- DNSが別のIPアドレスを指している
- そのIPが現在のサーバーに存在しない
という状態でした。
つまり、契約終了後にDNS設定が変わったため、cPanel側から見ると「自分が管理しているドメインではない」状態になっていたわけです。
2. なぜ通知が止まらないのか
証明書には、複数のドメイン(SAN: Subject Alternative Name)が含まれていました。
ワイルドカード(*.example.com)のような形式も含まれています。
その中に、すでに解約済みのドメインが残っていました。
AutoSSLは証明書内の全ドメインを検証しようとします。
1つでも失敗すると更新できません。
使っていないドメインであっても、「証明書に含まれている限り」対象になります。
3. 実際に行った対応手順
3.1. SSL/TLS StatusでAutoSSL対象を確認
cPanelにログインし、「SSL/TLS Status」を開きました。
解約済みドメインにチェックが入っていたので、
該当ドメインのチェックを外し、「Exclude from AutoSSL(AutoSSLから除外)」を選択しました。
その後、「Run AutoSSL」を実行。
これで、証明書再発行時の対象から外れます。
3.2. Domains設定から削除
念のため、
- Domains
- Subdomains
- Zone Editor(DNS設定)
も確認し、不要なドメイン設定を削除しました。