- Jimdo Proは年額前払いのサブスクリプション契約で、銀行振込を選ぶとStripeのバーチャル口座経由で処理されます。
- バーチャル口座は口座番号が顧客IDとして機能し、誰の入金かをStripeが自動で照合する仕組みです。
- 振込からJimdoへの反映まで「銀行→Stripe→API→Jimdo」という多段の経路を経るため、最大5営業日かかります。
- ブロック状態でも公式フォームからサポートに振込証明を送ることで、手動照合による即日解除が可能です。
1. Jimdo Proの契約と料金構造
「Jimdo Proで銀行振込したのに、なかなかサイトのブロックが解除されない」という相談がありました。
Jimdoのサブスクリプションや決済は、やや複雑です。
まずす、Jimdoの有料プランはサブスクリプション、つまり定期課金契約です。
通常は12ヶ月分を前払いし、期限が来ると自動または手動で更新請求が発生します1。
Proプランの場合、年額14,400円が標準的な料金で、独自ドメイン利用・広告非表示・SEO機能などが含まれます2。
支払い方法はクレジットカードだけでなく、PayPal、銀行振込の3種類が可能です。
クレジットカードとPayPalはリアルタイムで処理が完了しますが、銀行振込だけは別のプロセスをたどります3。
1.1. Stripeのバーチャル口座とは何か
Jimdoが銀行振込の請求に使っているのは、Stripeが発行するバーチャル口座です。
Virtual Bank Accountとも呼ばれ、三井住友銀行などの実在する銀行口座を基盤として、その内部に入金識別用の仮想番号が割り当てられます4。
通常、銀行振込の情報は振込名義・金額・メモ程度しかなく、誰の支払いかをシステムが自動で判別するのが困難です。
しかし、バーチャル口座では口座番号そのものが顧客IDとして機能するため、振込先番号を参照するだけで、Stripeがどの顧客のどの請求に対する支払いかを照合できます5。
Stripeには、2つのパターンがあります。
- 顧客固定型では、同じユーザーに常に同じ口座番号が割り当てられ、
- 請求ごと発行型では、請求のたびに異なる番号が生成されます6。
Jimdoは「ホームページごとに振込口座番号が固定」という方式を採用しているため、顧客固定型です。
2. 支払い遅延からブロックまでの流れ
入金が期限内に確認できないと、Jimdoは段階的にサイトを制限します。
支払い期限切れからサイトの制限状態への移行、長期間未確認でのブロック、最終的にFreeプランへのダウングレードという順です7。
ブロック状態ではサイトの公開が停止し、独自ドメインも止まります。
管理画面には「ブロック」と表示されます。
2.1. 振込後の反映には時間がかかる
処理遅延が最も多く、通常3〜5営業日かかります。
それ以外では、振込名義がアカウント情報と一致しない、金額が異なる、誤った口座への振込、StripeとJimdo間のAPI反映の遅延などが原因になります。
こうした場合はJimdoサポートが手動で照合を行います。
銀行振込の場合、振込完了からサイト復旧まで次の経路をたどります。
ユーザーが振込
↓
銀行が処理(翌営業日など)
↓
Stripeの受取口座に入金確認
↓
StripeがAPIでJimdoに通知
↓
Jimdoがプラン状態を更新
↓
サイトのブロックが解除される
StripeとJimdoはAPIで連携しています。
APIとはApplication Programming Interfaceの略で、システム間でデータをやり取りする仕組みのことです。
Stripeが入金を確認してはじめてJimdo側に通知が届くため、銀行の処理時間に加えてStripe内部の照合時間も発生します8。
Jimdoのヘルプセンターでも「入金確認まで4〜5営業日かかる」と明記されています9。
2.2. サポートへの問合せ
サイトがブロックされると、通常のダッシュボードからサポートへアクセスできません。
その場合は、ブロック中でも送信できる公式フォームを直接使う必要があります10。
Jimdoヘルプセンター問い合わせフォーム
https://help.jimdo.com/hc/ja/requests/new
問い合わせに含める情報は、サイトURL・Jimdoアカウントのメールアドレス・振込日・振込名義・振込金額・振込明細の画像です。
とくに、振込証明を添付した場合、手動照合によって即日解除された事例も報告されています11。
3. まとめ
Jimdoの銀行振込決済はユーザーから銀行、Stripe、Jimdoという多段の経路を経るため、振込直後にブロックが解除されないのは仕様の範囲内です。
口座番号はサイトごとに固定されており、Stripeがその番号で入金を照合してJimdoに通知するまでに最大5営業日かかります。
1週間以上経過しても変化がない場合は、振込証明を添付してサポートフォームに問い合わせると手動で解除してもらえます。
- 契約期間は1ヶ月、12ヶ月、24ヶ月から選択できます。請求はご契約期間分が一括です。 – プラン – Jimdo(ジンドゥー)
- 月額換算で965円(税込)とされています。プラン内容や料金は変更される場合があるため、最新情報はJimdo公式サイトでご確認ください。 – Jimdoの料金プランを解説(LeadGrid)
- Stripeは銀行振込のほかにクレジットカードやPayPalなど複数の決済手段に対応しており、サービス提供者がどの手段を有効にするかを選択する仕組みです。 – 銀行振込による支払い | Stripe ドキュメント
- Stripeの銀行振込機能は日本チームが開発したもので、Stripeが三井住友銀行に開設したバーチャル銀行口座番号を使用します。実際の口座情報がユーザーに公開されることはありません。 – Stripe、銀行振込機能を統合ソリューションプラットフォームに搭載 | PR TIMES
- Stripe公式ドキュメントでは、この照合処理を「自動消し込み(auto-reconciliation)」と呼んでいます。振込人を自動で特定し、入出金明細と未払い請求書を自動照合することで、手作業による消し込み作業を削減できます。 – 銀行振込 | Stripe ドキュメント
- Stripe公式ドキュメントには「顧客ごとに一意の口座番号が生成され、複数の請求書で一貫して同じ口座情報を受け取る」と記載されています。 – 銀行振込を受け付ける | Stripe ドキュメント
- Jimdoのヘルプセンターでは、支払いが長期間確認できない場合にホームページがブロックされると説明されています。 – ホームページが表示されない / ブロックされた – ジンドゥークリエイターサポート
- Stripeはwebhookと呼ばれる通知機能を通じて、入金確認をリアルタイムで連携先のシステムに通知します。Jimdoはこの通知を受けてプラン状態を更新します。 – 銀行振込による支払い | Stripe ドキュメント
- 日本の振込処理は通常1営業日以内に受取側の銀行に届きますが、Stripeの照合処理や連携システムへの反映を含めると数営業日かかることがあります。 – A guide to Furikomi: Japan bank transfer payment | Stripe
- Jimdoのサポート対応時間は平日10時〜18時で、電話によるサポートはありません。有料プランの場合は管理画面内の専用フォームからの問い合わせが優先対応となっています。 – サポートへのお問い合わせ・導入相談 | Jimdo
- 未照合の資金がStripe上で75日以上保留された場合、Stripeは自動的に返金処理を試みます。長期間放置すると振込自体が戻される可能性があるため、速やかにサポートへ連絡することが重要です。 – 銀行振込による支払い | Stripe ドキュメント