ペライチはホームページ作成から受注・顧客管理まで一つにまとまったサービスです。
ページを作って公開することが起点になり、フォームや予約・決済といった受付機能を後から追加していく設計になっています。
1. 「ペライチ」とは

コードを書かずにホームページを作って公開できるサービスです。
ページはブロックという部品単位で組み立てます。
文字・画像・ボタンなどのブロックをページに追加し、内容を編集して、順番を並び替える。
この3つの操作だけでレイアウトが完成します。
デザインソフトの操作知識もサーバーの契約も不要で、アカウントを作ればその日から公開できます1。
WordPressと比べると自由度は下がりますが、「とにかく早く公開したい」「管理の手間を減らしたい」という用途では選びやすいサービスです。
以前は無料でもページを公開できたため、レンタルサーバーを契約せずにウェブページを持てる手段として広く使われていました。
イベントの告知や単発のキャンペーンページなど、短期間だけページが必要な用途にも重宝されていた背景があります。
ただし2025年10月以降、ページの公開は有料プラン限定になっています。
無料で試せる期間は登録後1か月のみで、その後は有料プランへの移行が前提になりました。
かつての「無料で手軽に公開できるツール」という立ち位置は、現在は当てはまりません。
1.1. プランによる制限

フォーム機能、アクセス解析、独自ドメイン、広告非表示、外部タグの埋め込みは、プランによって使える範囲が変わります。
フリープランでは制限が多いため、本格的に使う場合はプランを確認してから機能を組み合わせる順序を考えると無駄が少なくなります2。
2. ページ作成が起点になる

すべての機能は、作ったページにくっつく形で動きます。
ページがなければフォームも予約も機能しないので、まずページを作って公開するのが第一歩です。
ページ作成でできることは、ブロックの追加、文字・画像の編集、公開の3つです。
ドラッグ操作でレイアウトを整えられるため、デザインの知識がなくても形になります。
公開後に「問い合わせを受けたい」「予約を取りたい」「商品を売りたい」といった目的が出てきたとき、機能を追加していく流れになります。
2.1. ページのURLはどう決まるか
ページを作ると、プランに応じた形式のURLが自動で発行されます。
有料プランで独自ドメインを使わない場合は https://xxxxxxxx.hp.peraichi.com という形式になります。
ランダムな英数字がサブドメイン部分に入る形です。
このサブドメイン部分はダッシュボードから任意の文字列に変更できるので、https://mysalon.hp.peraichi.com のように読みやすくすることも可能です。
独自ドメインを設定すると、このURLが https://example.com に差し替わります。
ページの管理は1ページ = 1URLが基本です。
複数のページを作ると、それぞれ独立したURLが発行されます。
WordPressのように /about や /service とパスで階層を作る構造ではなく、各ページが別々のURLを持ちます。
セカンドページへのリンクは、ボタンやテキストリンクで手動でつなぐことになります。
3. ページに付随する機能

3.1. 集客導線を作る:アクセス解析と顧客管理

- フォーム・予約・決済から入ってきた顧客情報は、一つの顧客管理画面にまとまります。
どの経路で入ってきた情報かを問わず、同じ画面で管理できます。 - メール機能は、手動で配信するメールマガジンと、条件に応じて自動で送る「シナリオメール」の2種類があります。
シナリオメールは、申し込み後に確認メールを送る、一定日数後にフォローアップメールを送る、といった流れをあらかじめ設定しておく仕組みです3。 - アクセス解析では、PV(ページ閲覧数)とUU(ユニークユーザー数)を直近3か月分のグラフで確認できます。
ユニークユーザー数は期間中に訪問した人数の目安です。
より詳細なデータが必要な場合は、Google Analyticsと連携することもできます4。
3.2. 予約を受け付ける:申し込みフォーム・予約・決済

受付に関わる機能は3種類です。
- フォームは問い合わせ、申し込み、資料請求などを受け付ける機能で、回答はダッシュボードで確認でき、CSVでダウンロードすることもできます5。
- 予約は来店型とオンライン提供の両方に対応しており、セミナー、講座、宿泊など日時を指定して枠を管理します。
事前決済と組み合わせることもできます。 - 決済は商品やサービスをオンラインで販売する機能です。
一度きりの通常決済のほかに、月額などの定期販売、URLを送って支払いを依頼するリンク請求にも対応しています。
3つは目的に合わせて1つだけ使うことも、組み合わせることもできます6。
たとえば予約と決済を組み合わせて「予約時に事前決済を完了させる」という運用も可能です。
3.3. ページからサイトに成長させる

ページ作成と受付・育成の機能だけで一通りの運用はできますが、状況に応じて追加できる機能もあります。
- 独自ドメインは
example.comのように自分専用のURLを設定する機能です。
ペライチのデフォルトURLからドメインを変えると、ブランドとしての信頼感が出ます。
ペライチを通じてドメインを取得することもでき、そのドメインを使ったメールアドレスの作成も案内されています7。 - ブログ・CMS機能は、ランディングページとは別に記事を継続的に投稿・管理する仕組みです。
CMSはContent Management Systemの略で、コンテンツを蓄積して検索からの流入を増やす目的で使います。
ファイルダウンロード機能と組み合わせて、記事からPDFを配布するといった使い方もできます8。 - 共同編集(ワークスペース)は、複数人でページを編集したり別アカウントにページを共有したりする機能です。
制作会社がクライアントのページを代わりに管理するような使い方にも対応します。
そのほか、SEO設定(ページタイトルや説明文の設定)、OGP設定(SNSでシェアされたときの見た目)、パスワード保護(閲覧を制限する機能)なども用意されています。
OGPはOpen Graph Protocolの略で、XやFacebookでURLを共有したときにサムネイルやタイトルを表示するための設定です9。
- 登録後1か月間はプロフェッショナルプラン相当の機能をお試しで利用できます。期間終了後は自動的にフリープランに切り替わります。 – ペライチ:料金・プラン一覧
- 2025年10月1日よりフリープランでのページ公開が廃止され、公開可能ページ数が0になりました。継続してページを公開するには有料プランへの移行が必要です。また予約・メルマガ機能の従量課金も廃止され、これらはビジネスプラン以上に統合されています。 – ペライチのサービス内容改定のお知らせ
- シナリオメールは2023年9月にリリースされました。当初は「1日後」が最短の送信タイミングでしたが、同年12月に「0日後(当日)」送付にも対応し、登録直後の配信も可能になっています。 – 自動送信メール(シナリオメール)とは – ペライチヘルプ
- ペライチ内蔵のアクセス解析はフリープランでは使えません。フリープランでアクセスデータを確認したい場合はGoogle Analyticsとの連携が必要です。 – アクセス解析とは – ペライチヘルプ
- CSVダウンロードは1度に10,000件まで対応しています。フォームに添付されたファイルは最大3か月間保持され、期間を過ぎると自動削除されます。 – フォーム(新フォーム)の設定方法 – ペライチヘルプ
- フォーム機能はライト・レギュラー・ビジネス・プロフェッショナルプランで利用できます。フリープランでは使えません。 – 旧フォームの設定方法 – ペライチヘルプ
- 独自ドメインの利用はライトプラン以上で可能です。フリープランでは「〇〇.hp.peraichi.com」形式のサブドメインのみ使えます。 – ペライチ:料金・プラン一覧
- ファイルダウンロード機能は2019年7月にリリースされました。ファイルをアップロードするとダウンロード用URLが発行され、ページ内のボタンや画像のリンク先に設定して使います。 – ファイルダウンロード機能をリリースしました – ペライチ
- OGPはFacebookが策定した仕様で、現在はX(旧Twitter)・LINE・Slackなど主要SNSに広く採用されています。設定しないと共有時にURLのみが表示され、クリック率が下がる傾向があります。 – The Open Graph protocol