ChatGPT と Codex が1つのアプリに
なった
(旧アプリはChatGPT Classic)

  • Windows のスタートメニューに ChatGPT と ChatGPT Classic が並びました。ChatGPT という名前を受け取ったのは、これまで Codex を動かしていたアプリのほうです
  • 新しいアプリは、左上のドロップダウンで ChatGPT と Codex を切り替えます。ウィンドウは1つのまま、サイドバーと入力欄だけが入れ替わります
  • 別のアプリに分けていたのは機能ではなくユーザーでした。Codex を使う週500万人のうち、100万人以上はソフトウェアを作る仕事ではないそうです
  • Classic が消されずに残っているのは、新しいアプリがパソコンのファイルを触るからだと思います

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1. 「ChatGPT Classic」というアプリが増えていた

スタートメニューを開いたら、ChatGPT が2つ並んでいました。
上が ChatGPT で、下が ChatGPT Classic。
Classic のほうには「新規」の青い字が付いています。

1. 「ChatGPT Classic」というアプリが増えていた

入れた覚えのないアプリが「新規」で出てくるのは、少し気味が悪い。
開いてみると、中身は見慣れた画面でした。
サイドバーは新しいチャット、画像、プラグイン、Deep research。昨日まで使っていたものです1。

1. 「ChatGPT Classic」というアプリが増えていた

違うのは、タイトルバーと右上のログインのボタンでした。
ウィンドウの左上には「ChatGPT Classic」と書いてあります。
別のアプリとして置き直されたので、ログインの状態までは引き継がれていません。

1. 「ChatGPT Classic」というアプリが増えていた

Microsoft Store のほうを見ると、ChatGPT は「最新バージョンがインストールされています」と出ました。
あとで調べたら、新しい ChatGPT は、これまで Codex を動かしていたアプリを更新して作られたものでした。
ChatGPT という名前を受け取ったのは Codex のほうで、元の ChatGPT は名前を明け渡して脇に寄った2。

2. 新しいアプリは、ChatGPT と Codex を1つのドロップダウンにまとめた

2.1. 左上の切り替えが、そのままアプリの切り替えになる

2.1. 左上の切り替えが、そのままアプリの切り替えになる

新しいほうを開くと、左上に「ChatGPT」と書かれたボタンがあります。
押すと、選択肢が2つ出てきます。
ChatGPT(作成、学習、探索)と、Codex(ビルド、デバッグ、リリース)3。

選んでもウィンドウは開き直りません。
サイドバーと入力欄の中身だけが、その場で入れ替わります。
Gmail と Google カレンダーを行き来するときの感覚に近いです。

ChatGPT 側は、画面の上に Chat と Work のタブが出ていました。
入力欄の右にはモデルの選択があって、Instant と表示されています。
ウィンドウの上端にはファイル、編集、表示、ヘルプのメニューバー。ブラウザの中身を枠に押し込んだだけ、という作りからは離れました。

Chat の隣にある Work は、調べものや資料作りのほうを任せるタブです4。
ドロップダウンが2択なのは、Chat と Work がその中に並んでいるからで、モードとしては3つある勘定になります。
プロジェクトとピン留めはどちらにも残っていて、外側の骨組みを1つにして、真ん中の道具だけ差し替えた作りに見えます。

2.2. Codex 側にはプルリクエストとスケジュールが並んでいる

Codex に切り替えると、サイドバーの顔ぶれが変わります。
新しいチャット、プルリクエスト、スケジュール、プラグイン、探索。
プルリクエスト(pull request)は、書いたコードを本体に取り込んでほしいと申請する仕組みで、複数人での開発に使います5。

入力欄の下には「代わりに承認」と書かれています。
Codex のほうがコマンドを打ったりファイルを書き換えたりして、人はそれを見て通すかどうかを決める。
エージェント(agent:代理人)と呼ばれる働き方で、人が指示を出して答えを受け取るチャットとは、手を動かす側が入れ替わっています6。

モデルの表示は GPT-5.5 の中でした。
スケジュールの項目もあるので、決まった時刻に勝手に走らせることもできます。
開発の道具立ては、削られずにそのまま持ち込まれました。

3. 分けていたのは機能ではなく、ユーザーだった

3.1. Codex は「開発者向けの別アプリ」として始まった

これまで Codex を使うには、別のアプリを入れる必要がありました。
探して、落として、入れて、ログインする。
この手間は、面倒というより関所です。

入り口を分けると、対象者を分けられます。
コードを書かない人の画面に、プルリクエストという言葉が出てこない。
使わない機能で画面が散らからないのは、それはそれでありがたい話です。

ただ、分かれている間は、使う側が自分で見つけないと何も始まりません。
Codex というものがあると知っていて、しかも自分に関係があると思った人だけが、関所を越える。
広めたい側から見ると、この線引きがそのままブレーキになります。

ところが実際には、Codex を使う人は週に500万人を超えていて、そのうち100万人以上はソフトウェアを作る仕事ではないそうです7。
開発者向けと書いてある入り口を、開発者でない人が100万人通っている。
関所として働いていないなら、置いておく理由もありません。

4. Classic が残っているのは、新しいアプリがパソコンを触るから

4. Classic が残っているのは、新しいアプリがパソコンを触るから

Classic を起動すると、移行をすすめる案内が出ます。
書いてあるのは「ChatGPT にタスクを頼めば、アプリを開いたり、ドキュメントを作成したり、ファイルを操作したりと、パソコン上で作業してくれます」。
ボタンは「今すぐ新しいアプリに移行」の1つだけ8。

前に出しているのは、モデルが賢くなったことではありません。
このパソコンの中で手を動かす、という話のほうです。
そう思って Classic のサイドバーを見ると、新しいチャット、画像、プラグイン、Deep research の4つはどれもチャットの枠の中で終わっていて、こちらのファイルには手を出しません。

自分のパソコンを触られるのは困る、という人はまだいます。
というより、触る前提のアプリに黙って乗り換えさせるわけにはいかない、ということでしょう。
だから Classic は消されずに、改名されたうえで残されました9。

Codex が別アプリでなくなったのは、機能が増えたからではなく、引いてあった線を消したからです。
コードを書く人のための道具、という但し書きがもう要らないくらいには、浸透したのだと思います。
分かれていたころは、関所を越えた人だけがその存在を知っていました。
これからは、ドロップダウンを開いた人が全員、そこに Codex があることを知ります。

  1. deep research は、たくさんの情報源を自分で探して読み、引用付きのレポートにまとめる調査の機能です。 – Introducing deep research | OpenAI
  2. 2026年7月9日の発表で、従来の ChatGPT デスクトップアプリは ChatGPT Classic に改名され、Codex アプリが新しい ChatGPT アプリになりました。 – 「ChatGPT ワーク」を発表 ~デスクトップアプリも「Codex」を統合
  3. 新しいアプリは、質問や相談は Chat、調査や資料作成は Work、コードを書くなら Codex という3つのモードの構成になっています。 – 「ChatGPT Work」発表 CodexアプリはChatGPTアプリに統合
  4. 公式のドキュメントでも、ChatGPT の中では入力欄の上のトグルで Chat と Work を選ぶ、と説明されています。 – ChatGPT desktop app | ChatGPT Learn
  5. 変更をレビュー担当者に知らせて、取り込むかどうかを決めてもらうための機能です。 – Pull Request – GitHub Enterprise Cloud Docs
  6. 公式の告知では、アプリやワークフローをまたいで情報を集め、資料が仕上がるまで数時間にわたって作業を続けるエージェントだと説明されています。 – ChatGPT is now a partner for your most ambitious work | OpenAI
  7. もともとIT開発者向けだった Codex の利用が広がり、開発以外の仕事で使う人が増えたことが、統合の背景として挙げられています。 – 「ChatGPT ワーク」を発表 ~デスクトップアプリも「Codex」を統合
  8. 公式の告知でも、Codex アプリが新しい ChatGPT デスクトップアプリに合流すると案内されています。 – ChatGPT is now a partner for your most ambitious work | OpenAI
  9. 従来の ChatGPT デスクトップアプリは ChatGPT Classic に改名されて残る、と報じられています。 – 「ChatGPT Work」発表 CodexアプリはChatGPTアプリに統合