- 音声入力で思いついたことをそのままAIに入力し、質問してもらうことで考えが整理できます。
- AIとの対話を通じて連想を広げ、新たな視点や気づきを得られます。
- 整理された考えをもとに、AIにアイデア出しを依頼し、実際の企画に落とし込むことができます。
AI活用の鍵は、音声入力とコピー・ペーストとクラウドメモです。
AI活用のコツ
- 思いつくままに吐き出す:
「否定しない環境がアイデアを生み出す」という企画会議のやり方と同じで、ブレーキを取っ払いましょう。
「ちょっとニュアンスが違うな」と感じることが多々ありますが、まずは文章を整えるより考えを吐き出すことを優先します。 - 連想を大事にする:
AIの返答が多少的外れでも、それに対して説明する気持ちで向き合えばよいです。 - AI目線のギャップを楽しむ:
AIからの要約は「あなたの考えとは微妙に違う」ことが多いですが、それは「他者目線」として捉え、このギャップを楽しみましょう。 - 期待とずれた回答への対応:
AIの返事が期待とずれているときには、指示を加筆して方向性を与えるのもコツです。 - 専門外の視点を求める:
生成AIには自分の専門分野外の視点を求めるのがポイントです。自分の専門分野は実体験で自分のほうが熟知しているためです。
そこで張り合うより、「他の家族行事の体験とも比較検討して」など、多角的に聞くことで視野が広がります。 - アイデアの根拠を聞く:
「それぞれの価格はどうやって考えたのですか?」など、生成AIの思考プロセスを聞くことで、アイデアの質を高められます。
「現実的に可能」な範囲で考えるとアイデアの幅は狭まります。生成AIは採用されなくても機嫌を悪くしないので、幅広く提案してもらいましょう。 - チャットの保存・活用:
考えをまとめたらスクラップブックのような感覚でWordなどに貼り付けて保存しておくとよいでしょう。
企画案を考えるミーティングの振り返りから、生成AIを使った「考えの整理・深堀り」を実践してみます。
とにかく思いを吐き出す(イメージ→文字)
まず、スマートフォンの「メモ」アプリに、思いつくままに記憶を吐き出します。私はGoogle KeepアプリにiPhoneの音声入力で入力しています。すぐにパソコンでも見られるからです。


マイク付きのBluetoothイヤホン(ヘッドセット)などがあると、スキマ時間に考えを吐き出せます。
以下が、最初に歩きながら話したものです。すごく長い文章に見えますが、頭で思いついたままにスマホに向かって喋っています。
写真館で、6月7月の集客につながるようなイベントキャンペーンを計画しています。特に写真そのものではなく、写真を体験として家族の絆を強める体験価値をアピールしようと考えているそうです。話し合いの中では1回きりのイベントとして写真を撮る。家族写真を撮りに来る人だけで、定期的に写真館にすると言う家族について教えてもらいました。写真館ではこのような毎年写真を撮りに来てくれるようなお客さんを増やしたいと考えています。それは1つには週入[正:収入]の安定と言うこともありますが、もう一つは1回きりの写真ではなく、毎年継続的に写真を撮っていくことで生まれる家族の歴史と言う価値があるからです。2回目3回目と写真を撮ってもらうと、毎年必ず写真を撮りたいと言う習慣が生まれてくるそうです。私の意見はどうすれば2回目3回目と写真を撮りたいと言う気持ちを訴求できるかと言うアイディアでした。そのために例えば数回まとめたパックを割引パックにしたり、あるいは2回目の撮影を安くするクーポンをつけたりすると言うアイディアです。あるいは初めに毎年写真を撮るためのアルバムをプレゼントしてしまうと言うものです。写真館は結婚の時や子供が生まれた時、などの人生の節目に1番アプローチすることができる仕事だからです。広告プランナーさんの意見は、1歩進んで今回は初めから毎年写真を撮りたいと言うお客さんをどうやってアプローチするのかと言う考え方を示しました。決まりまず1回写真を撮りに来てそこから習慣化してもらうと言うアプローチとは別に初めから毎年家族写真を撮ると言う価値に共感して写真を撮りに来てもらうと言う考え方です。そこで出てきた1つのアイディアはまずは母の日家族写真プレゼントと言うものです。家族写真の価値は家族の絆を強めることというふうに考えると、家族写真が撮れてる。家は家族の強い絆があります。それは撮影をすると言う行動そのものに現れていて、出来上がった写真は結果だと言うことなのです。そもそも家族で時間を合わせて写真を撮りに来ると言う行為そのものが家族の絆を強めていて、またこの体験が非日常的な価値があるようです。そこで母の日の家族の写真プレゼントは母の日と言うタイミングに家族全員が時間を合わせて家族の中心である母親をきれい写真を撮ることで家族みんなで写真を撮ると言うものです。特に男性は普段妻に感謝の気持ちを面と向かって伝えにくいと言うニーズがあるようです。こういう家族写真の機会に妻であり、母である女性に感謝の気持ちを伝えていくと言う事は家族写真のコミュニケーションツールと言う価値を最大限高めることができます。もう一つは父の日の記念写真プレゼントです。働く父の写真を撮ろうと言うコンセプトで、1番の価値は、子供や妻の口から働いているお父さんのかっこいい姿を写真に撮りたいと言うメッセージを伝えてもらうことです。写真はそのためのきっかけを与えるということなのです。チラシの中ではどのように父親に感謝の気持ちとともに記念写真撮影を伝えるのかと言う伝えた方を説明して、実際にアクションできるようにしていきます。例えば見た目上は仕事上の企画書のようなA4文書の予行性で記念写真撮影の内容を伝えると言うものです。受け取った父親が家族から自分の働く姿が認められていると言うことを感じることができれば、それはこの上ない幸せなんではないかと言うことです。この働く姿と言うのは父親に限らず、母親ももちろん嬉しいと思います。アイディアの中では親父の背中や働くお父さんのビジネスポートフォリオなどと言うネーミングが出てきました。写真の持つふだんとは違った一面を切り出すことができると言う力を表現力を最大限生かしたサービスになるのではないかなと言うふうに考えています。想定する反応はまるで普段のお父さんじゃないみたい。めちゃくちゃかっこいいと言うものです。これは家にいる普段のお父さんと働いているお父さんと言う対比でもあるかもしれませんし、これそのものが写真の持つメッセージ性なのかなと言うふうに思います。また写真を撮影するプロクオリティーで写真を撮影してもらうと言う体験そのものがすごく自分自身を尊重されていると言う感覚を作るのではないかと思います。まるで俳優や芸能人のように扱われることが家族が父親や母親と言うその人を大切に扱う普段はなかなかできないその大切に扱うと言うことを具体的に形にすることができるからです。私も写真を撮影してもらいながら、どのようにかっこよく、ポージングしようかと思うと映画俳優をイメージしていました。例えばかつ慎太郎や石原裕次郎のようなかっこいいポージングをすることで、なんとなくそんなふうに扱われている感じがして、ちょっと恥ずかしいようなでもそれで言って誇らしいような感覚がありました。ちょうど任侠映画を見た後に風を切って映画館から出てくるようなそういう子なりきる感覚というのがあるのがこの写真撮影のすごく面白いところ体験価値だなと言うふうに感じました。そしてその価値を作ってくれるのが写真家の皆さんの声かけや雰囲気作り、あるいはスタジオの持つ場の雰囲気なのだと思います。そこがプロの持つあるいは設備を揃える価値そのものなんだと思いました。これは素人の目から見ても感じることができる実際にやってみることで感じることができることです。ただ素人からすると写真を撮ると言うワードからは、パシャリット撮っておしまいと言うふうにどうしても感じてしまいます。実際に写真はどのように撮影されるのかということ。でもこれも他人が写真を撮られているのを見ても何か恥ずかしいと言う感じるだけで、実際に自分が取られてみないとこの扱われる感覚と言うのはわかりにくてこれはどう伝えるかと言うのはなかなか難しいのかもしれないなと感じました。でもそこさえ伝われば、その価値は、テーマパークや観光旅行などに匹敵するような体験につながります。そうであれば、家族のイベントとしての価値が出てくるので、予算規模も一気に大きくなるんだと思います。定期的に家族写真を撮るメリットとしては中学生や高校生などのいわゆる反抗期の子供たちも家族写真のタイミングで家族行事として1つのアクティビティーができると言うことがあるようです。このような家族の絆を高める強めると言う機能が、家族写真とあるいは家族写真撮影と言う行為にあると言う事はぜひこれから家族を作る人にとって知ってもらって損じゃないような気がしました。長い人生の中で良い時もあれば、悪い時もあるのが家族だと思います。その中で歴史を刻んでいく家族の歴史を刻んでいくと言う営みにホームドクターのようなホームフォトグラファーを持っておく。かかりつけのホームフォトグラファーを持っておくと言う。この定期的な写真撮影がとても価値があります。実際にその価値を感じているからこそ、毎年写真撮影に来る人がいるわけです。その方たちの満足度と言うのはとても大きいです。すごく幸福なことだと思います。ぜひそれは体験してみてほしい。やってみて損はないと言うことだと思います。知らないで年月を過ごしてしまうのはもったいない後から写真は取り戻すことはできません。あるいは家族の時間も取り戻せないのかもしれません。そういう時間を大事にすると言うことが、この写真撮影という行為にはあるのかもしれません。写真撮影は一瞬を切り取るものです。ただその写真によって刻まれた時間は一瞬ではなくつながりにすることでさらに価値が増していきます。写真によって刻まれた時間は一瞬ではなくつながりにすることでさらに価値が増していきます。そういう写真館それは地域に目指して、いつ行っても、そこにあると言う写真館でしかできない価値なのかもしれません
音声入力が認識しにくくなったら、いったんマイクボタンを押し直します。途中で迷ったり、ニュアンスが違うかもなど言葉を選びたくなりますが、まずは思いつくまま。企画会議のやり方で「否定しない環境がアイデアを生み出す」のと一緒です。ブレーキを取っ払いましょう。
ちなみに、ボイスレコーダーでの音声データをGoogle AI Studioで文字起こしする方法もあります。
さらに思いを吐き出す(AI質問→連想)
次に、パソコンのブラウザでGoogle Keepを表示します(パソコンの方が編集がしやすいからです)。
ここで、メモを見て固有名詞など大きな変なところは直してもOK。句読点などはそのままでも大丈夫。


あとは、このメモ全体を右クリックしてコピーします(クリップボードに記憶する)。AIのチャット画面を開いて「以下の私の文章について、いくつか質問をしてください。」と入力してから、メモを貼り付けます。
すると、5つの質問が出てきました。


こんにちは!あなたのメッセージには、写真撮影の価値についての考えが書かれているようですね。とても興味深い内容です。
あなたの考えについていくつか質問させてください:
- 家族写真を撮ることの価値として、特に印象に残っているポイントは何ですか?
- 「ホームフォトグラファー」という考え方について、理想的な関係性はどのようなものだと思いますか?
- 写真撮影を「ただ撮るだけ」ではなく「体験」として考えることで、どのような変化があると感じましたか?
- 家族の歴史を写真で残すことについて、どのくらいの頻度で撮影するのが理想だと思いますか?
- 写真館が地域に根付いていることの意味について、もう少し詳しく教えていただけますか?
これについても思いつくままに回答します。全部を一つのチャットで回答しなくても大丈夫。
ちなみに、私は「Claude Sonnet 3.7」という有料プラン(約3000円/月)のAIを使いました。ChatGPTなどでもAIのモデルやプランによっても違いがあると思います。でも、ここで大事なのは連想をすること。多少、AIの返答が的外れでも、それに対して説明する気持ちで向き合えばよいのです。



以下が実際に私が音声入力したもの。これは、チャット画面にそのまま音声入力しました。Windows 11のパソコンでは、「Windows ロゴ キー + H」を押すとスマホのような音声入力を利用できます。
私の回答の1:
1つ目の家族写真を撮ることの価値は一緒の時間を共有できると言うことだと思います。写真撮影そのものが家族で1つの行為を通して時間を共有することができます。一緒に笑ったりちょっと緊張したりしながら写真を撮影する時間自体が家族にとっての大事な時間です。またその時間を写真として残して家に飾っておくことでこの共有した時間をリマインドすることができます。私は家にクロームキャストでテレビに家族写真をスライドショーで表示しています。赤ちゃんのときの子供の写真を中学生になった子供と一緒に見るというのが日常の中にあるのは何とも言えないものです。あの小さかった子供が今はこんなに大きくなってと言う感覚は、逆に子供にとっても何かしら感じるところがあるように思います。家族が10年20年と暮らしていくと、そこには歴史があり、家族の関係性そのものがどんどんと変わっていきます。初心忘るべからず。家族の関係性を定点観測できることが毎年の家族写真撮影の価値だと思います。これは1年のどこであっても良いのかなと言うふうに思います。特に写真を撮ると、普段家では恥ずかしくて見せられないような一面が出てきたりするのがとても興味深かったです。かっこいい姿や可愛い姿、ハニカム[正:はにかむ]姿ちょっとおませさんな姿などそういうダイナミックさが写真に映し込まれていると思います。
AIの返答(一部略)
ありがとうございます!家族写真の価値について素晴らしい考えを共有してくださいました。
2つ目の質問について聞かせてください:「ホームフォトグラファー」という考え方について、理想的な関係性はどのようなものだと思いますか?
また、写真撮影を「ただ撮るだけ」ではなく「体験」として考えることで、どのような変化があると感じましたか?
さらに、私の入力2
写真撮影をただ取るだけと言うふうに考えてしまうと、その主役は写真になってしまいます。一方体験として考えるとその主役は家族になります。それも家族の関係性と言う目に見えないものを主役にすることができます。例えば1人写真を映しているときに、周りの人がワイワイ言いながら見ているこの時間もすごく家族の時間だと思います。出来上がった写真だけではなく、そういう撮影風景を動画として残しておくことはとても面白いと思います。いわば表と裏のようなものです。家族の歴史撮影については1年に1回位の頻度が良いのかなと言うふうに思いますが、もっと多くてもいいかもしれませんし、逆にもっと少なくてもいいのかもしれません。ただまぁ3年おき位にはしといたほうがいいのかなと言うふうに思います。この3年おきと言うタイミングは、大体学校の卒業とか入学等と関係しているんですがそういうタイミングできっと写真を撮影してくるのかなと思います。七五三なんかもそういう気がします。ただ1つ問題があってイベントをメインにしてしまうとイベントが主役になってしまうと言うことなんです。家族を主役にしたいと言う今回の考え方とちょっとだけずれてしまってでもそのちょっとが結構大きい気がします。
AIの返答:
ありがとうございます!写真撮影について、さらに理解が深まりました。「写真撮影を体験として考える」というあなたの視点はとても重要ですね。
残りの質問についてもお聞きしたいです:
- 「ホームフォトグラファー」という考え方について、理想的な関係性はどのようなものだと思いますか?
- 写真館が地域に根付いていることの意味について、どのようにお考えですか?
私の答えの3
ホームフォトグラファーと言うのは、家族と伴走して、家族の歴史を見届ける役割の気がします。もしかすると、例えば写真撮影の打ち合わせ等の時に、最近うちの家族がこういう風になってとか、子供が大きくなって生意気になってきたとかなんかそういった話ができる存在がいると言うのが良いのかもしれません。子育てに迷ったとき、家族関係で悩んだときに相談できる相手と言う役割に、もしかするとホームフォトグラファーはなれるのかもしれません。通常はそういったときにはカウンセラー等といったことがあります。例えば子供が不登校になったとか、夫婦が行き違いがあるとか、あるいは調子を崩してしまっているなどと言う時に、これまでの家族の歴史を踏まえて一緒に寄り添ってくれる存在と言うのはホームフォトグラファーなのかもしれません。ちょうどかかりつけのお医者さんがその人の体調を長いスパンで見てくれているようにHomeフォトグラファーは家族の調子を長いスパンで見てくれます。結婚式の時に病める時も健やかなる時もと言うふうに言いますが、そういう長い時間を写真と言う点をつなぎ合わせることで見ることができるのかもしれません。本質的には家族と言う集団の定期検診のような意味合いがあるのかもしれません。そういう意味では家族だけでなく、例えば会社とか地域とかそういうところでの写真撮影も、このような定期検診としての集団の定期検診と言う側面で使われるようになると、心地良い集団がメンテナンスできるのではないかなと思いました。
どれだけ長い文章やまとまっていなくても受け入れてくれるのが、AIの良さなのかもしれません。
AIの応答:
ありがとうございます。「ホームフォトグラファー」の役割についての深い洞察を聞かせていただきました。
家族の伴走者として、単に写真を撮るだけでなく、家族の歴史を見届け、時には相談相手になるという考え方はとても意味があります。「家族の定期検診」という表現も秀逸ですね。確かに、長い時間をかけて家族の変化を見守る存在は、かかりつけ医のように貴重な役割を果たせるかもしれません。
最後の質問についてもお聞きしたいです:
写真館が地域に根付いていることの意味について、どのようにお考えですか?
さらに、私の回答4。続けてやり取りで話したものです。
写真館を構えると言うのはお金がかかることです。大変だし維持するのが大変です。写真館を構えずに写真だけ撮ると言う方がよっぽどコストを下げることができます。ただ写真家さんが存在すると言うのはそれだけでは長い家族の歴史を見届ける事は難しそうな気がします。例えばその写真家さんが忙しくなってしまったら、そこで家族の歴史が途絶えてしまったり、切り替わったりしてしまうからです。その連続性を持つことができるというのが写真館と言う場所の持つ1番大きなメリットなのかもしれません。もちろん写真館にはスタジオがあって、衣装があって、そのような設備が揃っていると言うことが、第一の価値ではあると思うんですけども、逃げもかくれんぼしないずっとそこにいると言うところが写真館と言う場所の連続性であり、信頼性であり、それが家族写真を撮ることができるために必要なことなのかもしれません。写真館の方ではバトンをつないでいくことができるからです。それは1人の写真家、プロのフォトグラファーだけではできないことなんです。
AIの回答:
ありがとうございます。写真館の価値について、とても興味深い視点を共有してくださいました。これまでのお話を総合すると、理想的な家族写真の在り方とは:
- 単なる「写真撮影」ではなく、家族が一緒に時間を共有する「体験」として捉える
- 家族の関係性を定点観測できる定期的な機会とする
- イベントではなく家族そのものが主役となる瞬間を大切にする
- 長い時間をかけて家族の歴史を見届けてくれる「ホームフォトグラファー」との信頼関係を築く
- 連続性のある写真館という場所が、その歴史を途切れなく記録する基盤となる
こういった考え方は、家族の絆を深める貴重な視点だと思います。写真撮影という行為が、実は家族の健康診断のような役割も果たしているというのは、新しい気づきでした。
だいたい5つほど考えを吐き出すとスッキリします。コツは、この段階では整えないこと。文章を見ると、「ちょっと本当の思いと違うな」ということは多々あります。でも、まずは、推敲より吐き出し。
考えの整理をスクラップする
次は、「ここまでのチャットの私の発言の内容から、まとまった読みやすい文章にしてください。」と指示してみます。
実は、ここでAIから出てくる文章は、あなたの考えとは微妙に違うはずです。ただし、そこでがっかりするのは気が早いです。これは「外部に出てきた文字からはそう捉えられる」ということなのです。AI活用では、この「他者目線」「AI目線」のギャップを楽しむ意識も大事。言葉にしなければ他者には伝わらないし、AI対話は言葉にしていくプロセスだから、まだ伝わらないのが当然なのです。
生成AIを通した文章は、なんか「薄まった」ような印象があります。これは、生成AIには「ありそうな(陳腐な)文章」に寄せてしまう性質があるからで、イメージの角が取れてしまうのです。
しかし、なにはともあれこれでひとまず考えをメモに残せました。スクラップブックのような感覚で、Wordなどに貼り付けて印刷して、寝かせから後で見返すのもよいかもしれません。
アイデア出し
そのままアイデア出しをお願いしてみます。
ここから父の日の写真キャンペーンの企画案を考えてみたいと思います。
まずは、叩き台を3つ キャッチコピー、価格も含めて考えてください。
AIの返答:
父の日の写真キャンペーンの企画案を3つ考えてみます。それぞれキャッチコピーと価格設定を含めた叩き台です。
企画案1: 「パパと私の物語」
キャッチコピー:「時が止まる瞬間を、永遠の宝物に。〜パパと私の物語、はじめませんか?〜」
内容:
- お父さんと子どもだけの特別な撮影セッション
- 思い出のアイテム(野球のグローブ、釣り道具など)を持参可能
- 自然な交流を捉えた写真集に仕上げる
価格:
- 基本プラン:15,000円(30分撮影、精選写真5枚、ミニアルバム1冊)
- 特別プラン:25,000円(60分撮影、精選写真10枚、A4サイズフォトブック1冊)
企画案2: 「お父さんありがとうフォトギフト」
キャッチコピー:「言葉にできない感謝を、一枚の写真に。〜お父さんへの最高のプレゼント〜」
内容:
- 家族全員での撮影
- 「お父さんへのメッセージ」を書いたボードと一緒に撮影するオプション
- 写真とメッセージをデザインした特製フォトフレーム付き
価格:
- ファミリープラン:20,000円(45分撮影、家族写真8枚、特製フォトフレーム1個)
- グランドファミリープラン:30,000円(おじいちゃんも含めた3世代撮影、写真12枚、特製フォトフレーム2個)
企画案3: 「父の背中フォトプロジェクト」
キャッチコピー:「強くて、優しくて、時には頑固な。あの背中を、今こそ写真に残そう。」
内容:
- お父さんの「働く姿」「趣味に没頭する姿」などを撮影
- 日常のシーンを切り取る出張撮影スタイル(自宅や職場など)
- モノクロ写真を中心としたアーティスティックな仕上がり
価格:
- スタンダードプラン:22,000円(60分出張撮影、精選写真8枚、A4プリント2枚)
- プレミアムプラン:35,000円(120分出張撮影、精選写真15枚、A3プリント1枚、A4プリント3枚)
いかがでしょうか?これらの企画案から発展させていくことも可能です。どの方向性に興味をお持ちか、お聞かせください。
アイデアの根拠を聞いてみる
AIのアドバイスは(部外者からのアドバイスも同様ですが)、現実的に可能なのか、という点は怪しいはずです。でも、それは利点です。というのは、「現実的に可能」な範囲で考えてもアイデアの幅は狭まってしまうからです。狭めるのは、最後にユーザーが選べばよいのです。生成AIは、アイデアが採用されなくても機嫌を悪くしません。
ちょっと意地悪(?)な問いも効果的です。
それぞれの価格はどうやって考えたのですか?実現可能性についての根拠をかんたんに説明してください。写真撮影だけでなく、ほかの家族行事の体験とも比較検討して。
AIの回答:
各企画案の価格設定の考え方と実現可能性について簡単に説明します。
価格設定の根拠
- 「パパと私の物語」(15,000円〜25,000円):
- この価格帯は一般的な家族写真スタジオの平均的な料金を参考にしています。
- 30分の撮影と基本的な写真集で15,000円は、多くの写真スタジオの基本料金に近いです。
- 父の日という特別感を出しつつも、一般家庭が気軽に利用できる価格帯です。
- 「お父さんありがとうフォトギフト」(20,000円〜30,000円):
- フレーム付きの特別感を出した商品なので、やや高めの設定です。
- 家族全員の撮影時間が長く、特製フォトフレームの制作コストも含めています。
- 3世代撮影のグランドプランは、より多くの人数と時間を要するため高めです。
- 「父の背中フォトプロジェクト」(22,000円〜35,000円):
- 出張撮影を含むため、移動時間や交通費も考慮した価格設定です。
- アーティスティックな仕上がりは技術力が必要なため、やや高めの価格です。
- 長時間の撮影と高品質なプリントを含むプレミアムプランは、それに見合った価格です。
他の家族行事との比較
- テーマパークや観光旅行との比較:
- 家族4人でテーマパークに行くと、入場料だけで約25,000〜40,000円ほどかかります。
- 一日の観光旅行では、交通費、食事代、お土産を含めると50,000円前後になることが多いです。
- 写真撮影は2〜3時間で完結し、形に残る思い出が得られるため、コストパフォーマンスは良いと言えます。
- 外食との比較:
- 家族4人での父の日の高級レストランでの食事は15,000〜30,000円程度です。
- 食事は一時的な体験ですが、写真は形として残るため、長期的な価値があります。
- プレゼントとの比較:
- 父の日の一般的なプレゼント(財布、時計、ネクタイなど)は5,000〜20,000円程度です。
- 物理的なプレゼントは時間とともに劣化しますが、写真は価値が増していく可能性があります。
実現可能性
写真館側の視点では、これらの価格設定は以下の点で実現可能です:
- 撮影時間30〜120分は、一日に複数の家族を対応できる現実的な時間設定です。
- プリントやアルバム制作のコストを考慮しても、十分な利益マージンを確保できます。
- 父の日前後の限定キャンペーンとすることで、通常より少し特別な価格設定が可能です。
これらの価格設定は、「家族の絆を強める体験」という価値を提供する点では妥当と考えられます。お金で買えない家族の時間と、形に残る思い出を同時に得られるという点で、他の家族行事やプレゼントと比較しても十分な価値があります。
「写真撮影だけでなく、ほかの家族行事の体験とも比較検討して」というのを入れてみました。こうやって多角的に見てみると、視野が広がります。生成AIには、自分の専門分野外の視点を求めるのがポイントです。自分の専門分野は、自分の方が実体験で理解しているからです。
一つの企画にしてみる
それでは、実際にチラシの原稿を考えてみましょう。
それでは、以下の企画を検討します。家族の中の誰に、どのようなメッセージでアピールしたら、心が動くと思いますか?もっとも効果的な相手に心を込めたメッセージの形で、チラシを作ってみたいと思います。適切な分量のメッセージを作ってみてください。
「父の背中フォトプロジェクト」
キャッチコピー:「強くて、優しくて、時には頑固な。あの背中を、今こそ写真に残そう。」
スタンダードプラン:22,000円(60分出張撮影、精選写真8枚、A4プリント2枚)
AIの回答:
「父の背中フォトプロジェクト」のチラシでは、家族の中でもお母さんや成長した子どもたちに向けたメッセージが最も効果的だと思います。特にお父さんの価値を日々感じている配偶者や、成長して父親の存在の大きさを実感し始めた子どもたちの心に響くでしょう。
以下、お母さん(配偶者)向けのメッセージを作成しました:
父の背中フォトプロジェクト
「強くて、優しくて、時には頑固な。あの背中を、今こそ写真に残そう。」
お父さんの姿って、家族にしか見えない特別なものだと思いませんか?
毎朝一番に起きて、黙々と準備をする後ろ姿。 休日、子どもと真剣に向き合う横顔。 趣味に没頭するときの、子どものような夢中な表情。
言葉では「ありがとう」と伝えにくい日常の中で、 あなたが見ているその姿を、プロの目で切り取ります。
「父の背中フォトプロジェクト」は、お父さんの本当の姿を 自然な環境で撮影するプロジェクトです。 いつもの場所で、いつもの姿を。 でも、その”いつも”が、どれほど特別なものか—
撮影した写真は、今日の宝物になるだけでなく、 5年後、10年後、そしてもっと先の未来へと 家族の歴史を紡ぐ大切な記録になります。
父の日に、形あるものより、形にできない「時間」と「記憶」を贈りませんか? 子どもたちが大人になったとき、きっと感謝される贈り物です。
スタンダードプラン:22,000円
- 60分の出張撮影(ご自宅や普段の場所で)
- 厳選された8枚の特別な瞬間
- A4サイズの高品質プリント2枚
※予約受付は6月第2日曜日(父の日)の2週間前まで ※限定数のため、お早めにご予約ください
このメッセージは、日々お父さんの姿を見守っているパートナーの視点から、その価値を再認識させる内容になっています。「形あるものより形にできない時間と記憶」という表現で、物質的なギフトとの差別化も図っています。また、将来への投資という視点も含めることで、写真撮影が単なる現在の出費ではなく、家族の歴史を作る大切な行為であることを伝えています。
実際にチラシなどのメッセージを作らせる部分は、AIによる性能差が出やすい部分です。あまりピンと来ないことも多いです。
ちなみに、このAIへの指示(プロンプト)は、一度書き直しています。それは、回答後に「もっとも効果的な相手に」という部分を追加しました。AIの返事が期待とずれているときには、指示を加筆して方向性を与えるのもコツです。
まとめ(生成AIを使った考えの整理・深掘りの方法)
生成AIを活用した考えの整理・深掘りの方法について、以下にまとめます。
基本的な流れは、
- 思いを吐き出す(イメージ→文字)
- スマートフォンの「メモ」アプリに音声入力で思いつくままに記録します
- マイク付きBluetoothイヤホンがあると、スキマ時間に考えを吐き出せます
- 誤変換があっても気にせず、思いつくままに話し続けます
- さらに思いを吐き出す(AI質問→連想)
- メモをパソコンで表示し、大きな誤りだけ修正します
- メモをコピーしてAIに質問してもらいます
- AIからの質問に思いつくまま回答し、連想を広げます
- 考えの整理をスクラップする
- AIに「ここまでのチャットの私の発言の内容から、まとまった読みやすい文章にしてください」と指示します
- AI目線のギャップから新たな気づきを得ます
- まとめた文章をWordなどに保存します
- アイデア出し
- AIに具体的な企画案やアイデアを考えてもらいます
- アイデアの根拠を聞くことで、現実性と創造性のバランスを検討します
- 実際の企画に落とし込みます
ポイントをまとめると、
- 音声入力、コピー・ペースト、クラウドメモが活用の鍵です
- 初めは推敲せず、とにかく思いつくまま吐き出すことが大切です
- AIの返答が期待とずれているときは、指示を加筆して方向性を与えましょう
- 自分の専門分野外の視点をAIに求めると視野が広がります
- AIの回答にピンとこなくても、それを材料にさらに考えを発展させることができます
このように生成AIを活用することで、単独では思いつかなかったアイデアの発見や、散らばった考えの整理が効率的にできます。特にアイデア出しの初期段階で有効な手法といえるでしょう。