- WordPressの画面移動で迷子になってる方へ
- ログイン→管理画面→公開サイト→編集画面の移動って最初は分からないですよね。
- 管理バーの「サイトを表示」と「編集」ボタンを覚えると楽になります。
- あと、リビジョン機能で過去の状態に戻せるのを知ってると安心して編集できますよ!
はじめに
「WordPressでホームページを作ってもらったけど、どの画面からどこに移動できるのかわからない」という相談がありました。管理画面にログインして、固定ページ一覧を開いて、編集したいページを探して…という手順を繰り返していたのです。
しかし、実際にはもっと簡単な方法があります。公開サイトを見ながら、その場で直接編集画面に移動できるのです。この記事では、WordPressの画面遷移の全体像を整理し、効率的な編集方法を解説します。
WordPressの4つの主要画面
WordPressには主に4つの画面があります。まずは、これらの関係を整理しておきましいう。
- ログインページ
WordPressの入り口となる画面です。通常は「サイトURL/wp-admin/」でアクセスします。ユーザー名とパスワードを入力すると、自動的に管理画面(ダッシュボード)に移動します。 - 管理画面(ダッシュボード)
WordPressの管理機能が集約された画面です。サイドメニューから固定ページ、投稿、外観設定など、あらゆる管理機能にアクセスできます。URLは「サイトURL/wp-admin/index.php」となります。 - 公開サイト
訪問者が実際に見るホームページです。一般的なサイトURLでアクセスします。ログイン状態では、画面上部に管理バー(黒いバー)が表示されます。 - ページ編集画面
個別のページを編集する画面です。管理画面の固定ページ一覧から「編集」をクリックするか、公開サイトの管理バーから「編集」をクリックすると移動できます。
基本的な画面移動パターン
ログインから管理画面へ
ホームページアドレス(URL)の末尾に「wp-login.php」を付けると、WordPressのログインページにアクセスできます1。
最も基本的な流れです。ログインページでIDとパスワードを入力すると、自動的に管理画面に移動します。特別な操作は必要ありません。
管理バーの活用
サイトにログインすると画面上部に黒いバーが表示されます。これを「管理バー」といい、どの画面からでも効率的に画面移動ができる便利な機能です。
- サイト名をクリックすると公開サイトのトップページに移動します。
- 「ダッシュボード」をクリックすると管理画面に移動します。
- 「新規」からは新しいページや投稿を作成できます。
- 「編集」では、現在表示しているページの編集画面に移動できます。
管理バーは、「家の中の廊下」のような存在です。どの部屋(画面)からでも、他の部屋に移動できる共通の通路として機能します。
管理画面から公開サイトへ
管理画面から公開サイトに移動するには、管理バーの「サイトを表示」をクリック2します。逆に、公開サイトから管理画面に戻るには、管理バーの「ダッシュボード」をクリックします。
編集画面への移動
固定ページは、「会社情報」や「お問い合わせ」のように、単体ページを作成する際に利用します3。
管理画面から編集画面に移動するには、通常は、サイドメニューの「固定ページ」→「固定ページ一覧」→「編集」という手順を踏みます。しかし、実はもっと効率的な方法があります。それは、公開サイトから直接編集画面に移動することです。
公開サイトでページを表示している状態で、管理バー(画面上部の黒いバー)の「編集」をクリックします。すると、そのページの編集画面に直接移動できます。
- まず、公開サイトで更新したいページを確認します。
- 内容をチェックして、修正が必要な箇所を見つけたら、管理バーの「編集」をクリックします。
- 編集画面で修正を行い、「更新」ボタンをクリックします。
- 更新後は、管理バーの「ページを表示」をクリックして、変更内容を確認します。
この流れなら、管理画面の固定ページ一覧を開く必要がありません。見ているページを直接編集して、すぐに結果を確認できます。
編集ページでページを更新する
「プレビュー」ボタン:変更内容を確認(公開前)4
技術的な補足:URLの構造
各画面のURLには規則性があります。ログインページは「/wp-admin/」、管理画面は「/wp-admin/index.php」、固定ページ編集は「/wp-admin/post.php」となります。
これらのURLを直接ブックマークしておくと、さらに効率的にアクセスできます。特に編集作業が多い場合は、よく使う画面のURLを覚えておくと便利です。
リビジョンは、ページを編集するたびに自動で保存される「下書きの履歴」のようなもので、間違えて編集しても前の状態に戻せる便利な機能です5。
まとめ
WordPressの画面遷移で最も重要なポイントは、公開サイトから直接編集画面に移動できることです。管理バーの「編集」機能を活用すると、従来の「管理画面→固定ページ一覧→編集」という手順を省略できます。この効率的な操作法を覚えると、WordPress編集作業の生産性が大幅に向上します。
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