コマンドラインからAIアシスタントを使ってコーディングできる「Claude Code」という開発者向けツールがあります。
今回、私のLubuntu環境にこのツールをインストールして実際に動してみました。

1. Claude Codeとは何か
Claude Codeは、Anthropic社が提供する開発者向けのコマンドラインツールです。ターミナル上でClaudeと対話しながら、コードの作成や修正、デバッグなどの作業を進められます。
実は、Claude Codeの利用方法には2つのパターンがあります。
- ブラウザ版のclaude.aiでProプランやMaxプランに加入している場合、追加料金なしでClaude Codeを使えます1。
- もう1つは、API経由で従量課金で使う方法です。
私は最初、「Proプランでは使えない」と思い込んでいました。しかし調べてみると、2024年後半からProプランでもClaude Codeが使えるようになっていたのです。今回は、Proプランを持っている前提でインストールを進めます。
1.1. 必要な環境の確認
まず、自分のLubuntu環境を確認しました。Claude Codeを動かすには、Node.jsというプログラム実行環境が必要です。バージョン18以上が求められます。
ターミナルを開いて、次のコマンドを入力しました。
node --version
私の環境では v18.19.0 と表示されました。これでNode.jsの要件はクリアです。
もしNode.jsがインストールされていない場合は、以下のコマンドでインストールできます。
sudo apt update
sudo apt install nodejs npm
ただし、Ubuntuの標準リポジトリから入れると古いバージョンになることがあります。最新版が必要な場合は、nvmという管理ツールを使う方法もあります。
curl -o- https://raw.githubusercontent.com/nvm-sh/nvm/v0.39.0/install.sh | bash
source ~/.bashrc
nvm install 18
nvm use 18
Code language: PHP (php)
2. npmでClaude Codeをインストール
環境が整ったので、実際にClaude Codeをインストールします。npmというパッケージ管理ツールを使います。これはNode.jsと一緒にインストールされるツールです。
グローバルインストールという方法で、システム全体から使えるようにしました。
npm install -g @anthropic-ai/claude-code
Code language: CSS (css)
-g オプションは「global」の略で、どのディレクトリからでもコマンドを実行できるようにします。
インストールには数十秒かかりました。途中で警告が出ることもありますが、エラーでなければ問題ありません。
なお、インストールせずに使う方法もあります。
npx @anthropic-ai/claude-code
Code language: CSS (css)
npxコマンドは、パッケージを一時的にダウンロードして実行します。試しに使ってみたいときに便利です。
2.1. Proプランで認証する方法
インストールが終わったので、早速実行してみました。
claude-code
すると、ログイン画面が表示されました。ここで選択肢が2つ出てきます。
- claude.aiのアカウントでログイン(ProまたはMaxプラン)
- APIキーでログイン(従量課金)
私はclaude.aiのProプランに加入していたので、1番を選びました。
ブラウザが開き、claude.aiのログイン画面が表示されます。
普段使っているメールアドレスとパスワードでログインすると、Claude Codeの使用が承認されました2。
認証が完了すると、ターミナルに戻り、Claude Codeが使える状態になります。
ProプランやMaxプランを持っている場合、この方法が最も簡単です。
2.2. Proプランでの使用制限について
Proプラン(月額20ドル)でClaude Codeを使う場合、ブラウザ版のClaudeと使用量を共有します。
5時間ごとに約45メッセージ送れるところを、Claude Codeを使うと10〜40回のプロンプトに減ります3。
これは、Claude Codeが1回の操作で多くの処理を行うためです。ファイルの読み込み、コードの生成、テストの実行など、複数のステップを含むため、1回のやり取りでも多くのトークンを消費します。
小規模なリポジトリ(1,000行未満のコード)での軽い作業なら、Proプランで十分です4。
2.3. もしAPIキーで使いたい場合
もし使用量を気にせず使いたい場合は、API経由の従量課金という選択肢もあります。Claude Sonnet 4.5の場合、入力が100万トークンあたり3ドル、出力が100万トークンあたり15ドルです5。使用パターンによっては、こちらの方が経済的な場合もあります。
もしProプランを持っていない場合や、API経由で従量課金で使いたい場合は、Anthropic ConsoleでAPIキーを取得する必要があります。
Anthropic Console(https://console.anthropic.com/)にアクセスし、アカウントを作成します。クレジットカードを登録すると、APIキーが発行できます。
発行されたAPIキー(sk-ant-で始まる文字列)を環境変数に設定します。
export ANTHROPIC_API_KEY='sk-ant-xxxxxxxxxx'
Code language: JavaScript (javascript)
設定を永続化するには、.bashrcに書き込みます。
echo 'export ANTHROPIC_API_KEY="sk-ant-xxxxxxxxxx"' >> ~/.bashrc
source ~/.bashrc
Code language: PHP (php)
ただし、Proプランを持っているなら、APIキーを設定する必要はありません。プランの使用量内で利用できます。
3. 初めての実行
設定が完了したので、改めてClaude Codeを起動してみました。
claude-code
今度は正常に起動しました。対話モードが始まり、プロンプトが表示されます。
試しに「Pythonで簡単な計算プログラムを作って」と入力してみました。するとClaudeがコードを生成し、ファイルとして保存してくれました。
実際に動作するコードが、数秒で完成しました。これは確かに便利です。
特定のタスクを直接実行することもできます。
claude-code "JavaScriptでフィボナッチ数列を計算する関数を作成"
Code language: JavaScript (javascript)
このように、コマンドの後に指示を書くと、対話せずに結果だけを得られます。
3.1. 実際に使ってみた感想
Claude Codeを使い始めて数日が経ちました。コマンドラインから素早くClaudeに質問できるのは、想像以上に便利です。
特にコードの修正やデバッグで威力を発揮します。エラーメッセージをそのまま貼り付けて質問すると、的確な解決策を提示してくれます。
一方で、ブラウザ版と比べると視覚的な情報が少ないという制約もあります。画像を扱う作業には向いていません。
Proプランで使う場合、使用量がブラウザ版と共有されるため、両方を同時に頻繁に使うと制限に達する可能性があります。私の場合、普段の作業ではブラウザ版を使い、コーディング作業ではClaude Codeを使うという使い分けをしています。
もし毎日長時間コーディングするなら、Maxプランへのアップグレードを検討する価値があると感じました。
4. まとめ
LubuntuにClaude Codeをインストールする過程を振り返りました。
手順をまとめると、次のようになります。
- Node.js 18以上をインストール
- npmでClaude Codeをグローバルインストール
- claude-codeコマンドで起動
- claude.aiのProまたはMaxプランでログイン(推奨)
- または、APIキーを環境変数に設定(従量課金)
当初は「ProプランではClaude Codeが使えない」と思い込んでいましたが、実際には2024年後半からProプランでも使えるようになっていました。追加料金なしで使えるのは、予想以上に便利です。
Proプランの場合、使用量がブラウザ版と共有される点には注意が必要ですが、軽いコーディング作業なら十分対応できます。コマンドラインからAIアシスタントを使う体験は新鮮でした。これからも活用していきたいと思います。
- 2024年後半から、ProプランとMaxプランの契約者はClaude Codeをターミナルで使えるようになりました。 – Using Claude Code with your Pro or Max plan | Claude Help Center
- ProまたはMaxプランの契約者は、claude.aiと同じ認証情報でログインすることで、サブスクリプションがClaude Codeに接続されます。 – Claude Code – AI coding agent for terminal & IDE | Claude
- 使用制限は両ツール間で共有され、5時間ごとに約10-40回のプロンプトをClaude Codeで送信可能です。 – Using Claude Code with your Pro or Max plan | Claude Help Center
- Proプランは小規模なリポジトリ(通常1,000行未満のコード)での軽い作業に最適とされています。 – Using Claude Code with your Pro or Max plan | Claude Help Center
- Claude Sonnet 4.5は、入力トークンが100万トークンあたり3ドル、出力トークンが100万トークンあたり15ドルという価格設定です。 – Claude Code Pricing