Googleアプリ入門
(カメラで調べる・AIと話す)

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1. Googleの定番アプリ

スマホを持っているのに、電話とカメラしか使っていない。
「アプリが多すぎて何から覚えればいいかわからない」という声をよく聞きます。

アプリの中には、誰が作ったかもわからない、広告表示ばかりのものも多いです。

今回は、便利で使いやすいGoogle製の定番アプリを紹介します。
外出・調べもの・困りごとの大半に対応できます。

1.1. ほとんどのアプリは、たまにしか使わない

スマホには、たくさんの「アプリ」が用意されています。

スマホをよく使う人でも、その操作をすべて記憶して使っているわけではありません。

アプリには2種類あります。

  • 毎日見るアプリ(メッセージや電話、ニュースなど)と、
  • 必要なときだけ使うアプリ(地図・翻訳・乗換案内など)

スマホを使う時間の 9割は、数個のアプリを開いているだけで、あとのアプリはたまにしか使いません。
逆に言うと、いろんなアプリを知れば、使えるシチュエーションが増えることになります。

1.2. GoogleのアプリとGoogleアカウント

スマートフォンのアプリは、さまざまな企業が用意していますが、「Google」は、中でも便利なアプリを多数提供している会社です。

Androidスマートフォンの場合は、初期設定でGoogleアプリは用意されていて、ホーム画面から直接 調べものができるようになっています。
iPhoneの場合でも、インターネットのアドレスバーで検索をすればGoogleを利用できますが、より便利な機能を使うには、AppStoreでGoogleアプリを追加します。

Googleアプリは、キーワード検索だけでなく、カメラでの検索、AIでの調べものや相談ができるようになっています。

また、Googleは、それだけでなく、メール(Gmail)、動画(YouTube)、写真(Googleフォト)乗り換え検索(Google Map)、カレンダー、翻訳などさまざまなアプリを提供しています。
アプリを追加すればすぐに使えますが、会員登録していると、より便利な機能が使えます。
この会員登録のことを、「Googleアカウント」といい、メールアドレスとパスワードを登録します。
たとえば、行きたい場所を地図に記録したり、よく見る動画をチャンネル登録したりなど、個人用データを記録できるようになります。

2. Googleの基本はキーワード検索

Googleアプリの基本は、情報検索です。
多くの人が「毎日」のように使っています。

日常で気になった言葉を、短い単語だけでも調べられ、「バッテリーの捨て方」「市役所の営業時間」「秋祭りの日程」など、知りたいことをそのまま入力してください。

画面内にある検索バーから使えます。

手順操作
1画面下の検索バーをタップする
2知りたいことを入力する(例:「〇〇の営業時間」)
3検索結果をタップして内容を確認する

音声で使う場合は、2の代わりにマイクのアイコンをタップして話しかけます。

Googleは、もともと「検索サービス」としてスタートした会社で、インターネット上に公開されているさまざまな情報を定期的に調査して、人々が探しやすいように巨大な「目録」を作っています。
検索結果に出てくる候補は、この目録に追加されている項目から選ばれています。

2.1. Googleレンズ:カメラで写したものを調べる

Googleアプリには、キーワード以外にも調べもの機能があります。
スマートフォンならではの機能は、「Googleレンズ」。

たとえば、日用雑貨を買うときに、「あれ」ではなく、名前を知りたいときに使えます。
ほかには、花の名前・商品情報・外国語の翻訳など、スマホのカメラを向けるだけで調べられます。

手順操作
1Googleアプリを開く
2検索バー右端のカメラアイコンをタップする
3調べたいものにカメラを向ける
4画面下に名前・情報・翻訳などが表示される

撮影済みの写真を調べることもできます。
Googleフォトは、写真を開いて画面下の「レンズ」アイコンをタップします。

3. GoogleのAIモード

最近の話題なのが、「生成AI」機能。

「生成AI」とは、大量の文章や情報を学習したコンピューターが、質問に対して文章で答えるしくみです。
代表的なものにChatGPTやGeminiがあります。
それだけでなく、LINEにも「Agent i」というボタンが追加され、メッセージの返事文を提案してくれる機能が登場しています。

「Google」アプリには、チャット形式の「AIモード」と、音声での「検索LIVE」が追加されています。

特に「検索LIVE」は、文字で入力する代わりに、音声で聞くことができるので便利です。

3.1. Googleの検索LIVE:音声で疑問を深堀りする

生成AIの主な使い方は、「考えを深める」ことです。

テレビやラジオは、情報を受け取るだけですが、検索LIVEでは自分から知りたいことを聞いていくことができます。
たとえば、「最近、クマのニュースが増えたのはどうして?」とか、「入院をする前には、どんな準備が必要?」、「役所の手続きで何が必要か知りたい」のように、会話を切り出します。

検索よりAIモードが便利なのは、会話の中で出てきた言葉を、わかりやすく言い換えてもらえることです。
役所の書類・医師の説明・ニュースの専門用語など、「〇〇とはどういう意味ですか、わかりやすく教えてください」と入力すると、かみ砕いた説明が返ってきます。

3.2. AIを使うときの注意点

ただし、生成AIの答えは、必ず正しいとは限りません。

これには、3つの理由があります。

1つは、Googleの収集した情報は、すべての情報の一部に過ぎないこと。
2つは、同じ質問でも、地域や時代など状況次第で答えが変わること。
3つは、もともと「創作」のための道具だということ。

自信ありそうに答えますが、事実と異なることを言うことがあります。
「情報リテラシー」とは情報を見分けて安全に使う力のことで、AIを使う上でとりわけ意識したい考え方です。

特に、病院・薬・法律・お金に関わることは、AIの答えをそのまま信じず専門家に確認してください。

また、名前・住所・口座番号などの個人情報は、AIに入力しないでください。
会話に入力した情報は、データセンターに集積していきます。

「便利に使えるが、鵜呑みにしない」。
これだけ守れれば、AIは頼りになる相談相手になります。

4. 必要なときに役立つGoogleのアプリ

4.1. Googleマップ:目的地まで迷わず行ける

Googleマップは、地図と病院・スーパー・お寺・バス停などの場所が登録されています。

ルート案内・バスの時刻・現在地の確認まで、外出に必要なことがひとつのアプリで揃います。

手順操作
1Googleマップアプリを開く
2上部の検索欄に行きたい場所を入力する(例:「〇〇病院」「近くのカフェ」)
3候補をタップすると営業時間・電話番号・口コミが確認できる

Googleマップは、スマートフォンのGPS位置情報を使うことができます。

たとえば、迷子になったときなど、地図アプリを開いて青い丸のボタンを押すと、自分が今どこにいるかが地図上に表示されます。
逆に言うと、この機能が不要であれば、位置情報は無効(許可しない)にしても構いません。

4.2. Googleマップで経路を調べる

手順操作
1目的地を表示した画面で「経路」ボタンを押す
2上部のアイコンで移動手段を選ぶ(車・電車・徒歩・バス)
3ルートと所要時間が表示される

電車やバスを選ぶと、何分後に来るかまで確認できます。

Googleマップの提示するルート検索は、概ね有用ですが、正確ではないことも多いです。
というのも、「経路探索」は、人間にとっては自然にできることでも、コンピュータには複雑な計算だからです。
数学の「グラフ理論」の考え方で道順を決めていますが、大通りや脇道、信号で止まりやすい交差点や一時的な工事など、地元の人にとって当たり前の情報も、Googleの収集した情報には含まれず、ルートには反映できないことが多いのです。

4.3. Google翻訳:外国の方と会うときに

Google翻訳は、テキストや音声をその場で別の言語に翻訳するアプリです。

観光地や病院で外国人の方と話すとき、スマホを1枚の通訳として間に置ける「対面モード」が特に役立ちます。

手順操作
1Google翻訳アプリを開く
2言語を選ぶ(例:日本語 ⇔ 英語)
3画面下中央の「対面」アイコンをタップする
4自分がマイクボタンを押して日本語で話す
5翻訳結果が画面に表示され、相手側にも見える
6相手が反対側のマイクボタンを押して外国語で話す

対面モードでは、2人が交互にスマホに向かって話すだけで、それぞれの言語に翻訳して画面に表示します。
日本語で話すと外国語に、相手が外国語で話すと日本語に、自動で切り替わります。

スマホをテーブルの上に置いて、お互いが自分の向きから画面を読める状態にするとスムーズです。

4.4. Googleカレンダー:通知で予定を忘れない

「Googleカレンダー」は、Googleの会員向けサービスです。

Googleカレンダーのアプリに予定を入れておくと、カレンダーで見るだけでなく、設定した時間の前に通知が届くようにしたりして、うっかり忘れを防げます。

手順操作
1Googleカレンダーアプリを開く
2予定を入れたい日付をタップする
3「予定を追加」で内容と時間を入力する
4「通知」で何分前に知らせるかを設定する
5保存する

また、病院・行事・ゴミ出しの日など、繰り返す予定の登録もできます。
コンピュータの得意のことは、この「繰り返し」です。

「Googleカレンダー」の特徴は、自分のスマートフォンの中だけのカレンダーではないことです。
カレンダー情報は、Googleの顧客データの中に保存されるので(アカウント)、選んだカレンダーの予定を家族や友人と共有することもできます。
「子どもの送迎」や「サークルの練習日」などを共有カレンダーに入れると、別々のスマホで同じ予定が見られます。

5. まとめ:Googleとは?

Googleは、検索だけでなく、地図・翻訳・カレンダーとさまざまなサービスを展開しています。
ただ、Googleが提供するサービス根底にある考え方は同じです。

それは、情報を集め、必要な人が必要なときに取り出せるようにする、ということ。

スマホはその窓口として、日常のあちこちで使えます。
また、一度 Googleの会員登録(Googleアカウント)を済ませておくと、次のサービスも同じ感覚で使えます。

Googleは、これまでに膨大な情報を集積し、さまざまな分析・変換システムを構築し、それを一般利用者が使えるかたちで提供しています。
Googleが便利なサービスを無料で提供できるのは、主力である広告事業による収益が安定しているからです。