「DVDをパソコンに入れたのに、何も起こらないんです」
こんな相談を受けたことがあります。
実は、パソコンにDVDを入れたら自動で再生される、とは限りません。
これには大きく分けて2つの理由があります。
1. パソコンはDVDを「自動で再生する機械」ではない
まず最初に理解しておきたいのが、
当たり前ですが、パソコンはDVDプレーヤーとは違うということです。
家庭用のDVDプレーヤーなら、ディスクを入れれば自動で再生が始まります。
でもパソコンは違うんです。
パソコンでDVDを見るには、まず「DVD再生ソフト」を起動する必要があります。
その後、ソフトの中から「DVDを開く」という操作をして、やっと再生が始まります。
これが基本的な流れです。
1.1. 「自動再生」という便利な機能
ただし、Windowsには「自動再生」という便利な機能があります。
これは、DVDを入れたときに自動的に対応するソフトを起動してくれる機能です。
うまく設定されていれば、家庭用DVDプレーヤーのような使い心地になります。
1.2. 「手動起動」を覚えておく
でも、ここが問題なんです。
自動再生の設定は、意外と簡単に変わってしまいます。
- 新しいソフトをインストールしたとき。
- 古いソフトをアンインストールしたとき。
- あるいは、何かの拍子に設定が変更されたとき。
こういったタイミングで、自動再生が効かなくなることがあるんです。
以前は自動再生されていたのに、ある日突然動かなくなったというのは、よくあるパターンです。
つまり、自動再生はあくまで「便利機能」で、いつでも動作する保証はありません。
だからこそ、「自分でソフトを起動してDVDを開く」という基本操作を知っておくことが大切なんです。
2. DVDには種類がある:形式による違い
もう1つの重要なポイントは、DVDの種類です。
実は「DVD」と一口に言っても、中身のデータ形式はいくつかあります。
そして、形式が違えば必要な再生方法も変わってくるんです。
2.1. 映像DVD(DVD-Video)
まず1つ目が、いわゆる「映像DVD」です。
正式には「DVD-Video」と呼ばれる形式ですね。
市販の映画DVDや、レンタルDVDの多くがこの形式です。
テレビに繋ぐDVDプレーヤーで再生できるのが、この形式のDVDです。
パソコンで再生するには、DVD-Videoに対応した専用の再生ソフトが必要になります。
ここで注意したいのが、「対応していないソフトでは再生できない」ということ。
普通の動画プレイヤーでは開けないんです。
市販のパソコンでははじめからDVD再生ソフトが入れてあることが多いです。
もし、なければ、フリーソフトの「VLC Media Player」がオススメです。
「ファイル」ー「ディスクを開く」から映像DVDを再生できます。
2.2. データDVDの動画ファイル
もう1つが「データDVD」です。
例えば、スマホで撮った動画をMP4ファイルとしてDVDに保存した場合、これはデータDVDになります。
これは、DVDを単なる記憶媒体として使っているパターンです。
USBメモリやハードディスクにファイルを保存するのと同じ感覚で、DVDにデータを保存したものですね。
この場合、中身は単なるファイルです。
だから、そのファイル形式に対応した動画プレイヤーで開けば再生できます。
2.3. 見た目では区別がつかない
ここが厄介なところなんですが、DVDの見た目だけでは形式を判別できません。
つまり、普通の動画プレイヤーでは、映像DVDは開けません。
逆に、DVD再生ソフトを起動しても、データDVDの動画ファイルは再生できません。
それぞれの形式に合った方法で開く必要があるんです。
3. まとめ
DVDがパソコンで反応しない問題は、意外とシンプルです。
多くの人が「DVDを入れたら自動で再生される」と思い込んでいるんです。
スマホやタブレットの感覚で、パソコンも使えると考えているんですね。
しかし、パソコンは自動でDVDを再生する機械ではありません。
基本は手動でソフトを起動し、そこからDVDを開くという流れです。
パソコンは「汎用的な機械」だからこそ、明示的にソフトを起動する必要があるんです。
そして、DVDには形式があります。
映像DVDなのか、データDVDなのか。それによって必要なソフトも変わります。
この2つのポイントを押さえておけば、ほとんどのケースに対応できるはずです。