ChatGPTに送る指示には、定型文も多いです。
たとえば「前提を確認してから答えてください」「表で整理してください」「結論→理由→手順の順で」など。
それを、毎回ゼロから打つのは地味に疲れます。
ここで役立つのが、クリップボード管理ツール。
Cliborを「プロンプトの引き出し」として使うのがおすすめです。
とくに「定型文の登録」と「貼り付け」を使いこなすと、対話型生成AIの活用が快適になります。
1. プロンプトを「再利用できる形」にする
生成AIに意図通りの出力をさせるための指示設計を「プロンプトエンジニアリング(Prompt Engineering)」といいます。
詳細なプロンプトは、何度も使えます。
ただ、ここで困るのが、保存したプロンプトを探す手間。
ブラウザのブックマークで、見本のプロンプトを探したり、メモ帳やWordで保存したりしても、いちいち探してコピペする手間が残ります。
2. Cliborの定型文を登録する
Cliborは、クリップボード管理ツールの一つです。
代表的な機能は、クリップボード履歴。
コピーした文章をいくつかストックしてくれる機能です。
それに加えて、定型文登録の機能があります。
これは「いつでも同じ文」をすぐに呼び出して、貼り付けることができます。
さらにグループ分けできるので、プロンプトの種類(要約、レビュー、翻訳など)で整理もしやすいです。
タスクトレイのCliborを右クリックすると、定型文グループや定型文の編集画面を開けます。
- 一覧の「定型文」のところを右クリックします
- 表示されたメニューから「グループ1」を選びます
3.「グループ1」と表示されているところを右クリック → 新規登録
2.1. 登録内容を入力して保存
たとえば、こんな感じのプロンプトを登録しておけばいいわけです。
あなたは文章編集のアシスタントです。
出力は「結論→理由→手順」の順で、丁寧語で書いてください。
不確かな点は推測せず、必要なら確認の質問をしてください。
登録した定型文は、一覧で選択するだけでクリップボードに入力欄へ貼り付けられます。
Cliborを常に起動するようにするには、スタートアップに登録します。
Windowss11の場合は、エクスプローラーのアドレス欄に shell:startup と入力するとユーザーの「スタートアップ」フォルダが表示されます。
そこに、Cliborのショートカットを保存します。
2.2. ChatGPTに貼るときの小さな工夫
ただし、プロンプトは、状況説明(何を、どこまで、何のために)が欠けると精度が落ちます。
つまり、定型文で“型”は速くできても、毎回変わる前提は結局書く必要があります。
- 定型文:出力形式・注意事項・口調(丁寧語など)
- その場で書く:前提条件・制約・素材(文章やコード)
(定型文)
次の文章を読み、要点を3つに絞って説明してください。
(その場で書く)
ここに相談内容や文章を貼る
順序は逆でも構いません。
「グループ名」を“用途の動詞”で付け直すと、探しやすくなります。
例:要約、レビュー、添削、翻訳、議事録。
定型文は「料理のレシピの見出し」だけ作っておくイメージです。
材料は毎回違うので、最後は自分で入れます。