- Zoomの自分用メモ機能でマイクに話すと、リアルタイムで文字起こしされてCanvas Docsに保存されます。
- 話し言葉のまま出した素材をAI Companionが整理するので、最初から完璧に話す必要はありません。
- 「えーっと」や言い直しはそのまま話し続ければよく、重複や不要な部分はAIが取り除いてくれます。
- 話す前に見出しや思いつきを手書きメモで用意しておくと、詰まらずに材料を出しきれます。

1. 「Zoom話し書きノート術」の基本の流れ
Zoom Workplaceのホーム画面に「自分用メモ」ボタンがあります。

クリックすると小さなウィンドウが開き、初回はマイクへのアクセス許可を求められます。
許可すると、話した内容がリアルタイムで文字起こしされます。
キーボードで直接入力することもできます。
話し終わったら「Done」をクリックします。
確認ダイアログが出るので「完了」を押すと、メモがハブの「自分のファイル」内にある「自分用メモ」フォルダーに保存されます。
保存したメモをハブから開くと、Canvas Docsという文書編集画面が立ち上がります。
右パネルのAI Companionに指示を送ると文字起こしを整理してくれます。
気になる箇所を選択して「Quick edit」を使うと、話し言葉を書き言葉に整えられます。
仕上がったら右上の「…」メニューからMicrosoft Word形式でエクスポートできます。
なお、AI機能を使うにはZoomのPro・Business・Enterpriseプランか、My Notes単体アカウントが必要です。
デスクトップアプリはWindows版またはmacOS版の6.7.5以上で、ブラウザ版やZoom Roomsには対応していません。
1.1. マイクに緊張する?
マイクをオンにした瞬間、急に話し方が変わる人がいます。
声が改まって、言葉を選びすぎて、「えーっと」が増えて、しまいには沈黙する。

録音されている、という感覚があるからです。
Zoomの自分用メモは録音ではなく文字起こしで、文書化する前にAI Companionで整えることが前提です。
最初から完璧に話す必要はありません。
言い間違えたら、止まらずにその場で言い直せば十分です。
「えーっと」「なんだっけ」「今のは違う、言い直すと」。
これらは編集で消えます。
AI Companionは、要点だけを残して不要な部分を取り除いてくれます。
むしろ、「今のは違うな、正確に言うと……」と続けると、考えが深まった跡が文字起こしに残り、あとで使いやすくなります。
- 完成文ではなく素材
- 録音ではなく下書き
- うまく話すより、たくさん出す
気負わずベラベラ話すほど、あとで使える下書きが残ります。
2. あらかじめメモを用意する
何を話すか、はじめに手書きのメモを用意しておきます。
これは、順序立てて書く必要はなく、思いつくままに書いておきます。
- これは誰に向けた話か
- その人は何に困っているのか
- 最初に何を誤解しているのか
- 一番伝えたいことは何か
- 具体例はあるか
話に詰まったら、ここを見ればよいわけです。
3. 話すモードを切り替える一言
コツは、話し始める前に、自分に向けて一言入れておくこと。

「これは下書きの素材出しです。
思いついた順に話します」
この宣言は誰かに聞かせるためではありません。
「発表」から「素材集め」へ話すモードが切り替わると、最初の一文が出やすくなります。
3.1. 文章を作ろうとしない
文章を作ろうとすると、主語・述語・語尾・順番が気になってしまいます。
独り言のように話す方が、スムーズに言葉が出ます。
「これ、大事なのはたぶんここで……」
「読者がつまずくのはここかもしれない」
「例を出すとすると、こういう場面かな」
考えている途中の言葉でかまいません。
話し言葉は記事にはなりませんが、記事の材料にはなります。
自分が引っかかっていることや、読者に届けたい温度感は、独り言の中に出てきます。
3.2. 見出しだけ先に声に出す
まったく自由に話すとかえって迷う場合は、最初に見出しだけ声に出しておきます。
「まず、誰に向けた話か」
「次に、自分用メモをどう捉えるか」
「それから、話すときのコツ」
「最後に、文書化の流れ」
話がそれても戻れますし、あとでAI Companionに「見出しごとに整理して」と頼みやすくもなります。
3.3. 材料は多めに出す
うまく一回で言い切ろうとすると、材料が少なくなります。
同じ内容を少し違う言い方で何度か話しておくと、あとで表現を選べます。
「マイクの前で固まる人がいる」
「録音されていると思うと、急に本番っぽくなる」
「でも、これは発表ではなく素材出し」
「だから、間違えてもつっかえてもいい」
重複はAIが取り除けます。
材料が足りない方が、文書化するときに困ります。