iPhoneで連絡先を編集していたとき、入力したはずの「ふりがな」が気づくと消えていることがありました。
最初は自分の操作ミスだと思ったんですが、何度やり直しても結果は同じでした。
1. 特定の連絡先のふりがなが消える
ふりがなが消えるのは、すべての連絡先ではありませんでした。
一部の人の連絡先だけが、編集後にふりがなが勝手に消えてしまうのです。
ひらがなで入力したのに、カタカナに変わっていることも気になります。
ここで最初に思ったのは、連絡先の保存先です。
iPhoneなどのスマートフォンでは、連絡先情報を「アカウント」単位で保存しています。
この保存作業中に、保存先にアクセスできないために「弾かれ」ているのかもしれません。
私は普段、iPhoneの連絡先をGoogleアカウントに同期して使っています。
iCloudではないことも「想定外」の動作の原因なのかもしれません。
2. Google連絡先のウェブ版では「ふりがな」はない
そこでGoogle連絡先のウェブ版を開いて、項目がどうなっているのか確かめました。
すると、想像していた「ふりがな欄」が見当たりません。
名前はあるのに、読みを記録する欄がありません。

この時点で、iPhone側で入力したふりがながGoogle側に送られていない可能性が浮かびました。
同期が成功していれば、ウェブ版にも反映されるはずです。
見つからないということは、「そもそもGoogle連絡先にはふりがなを受け取る場所がない」ということになります。
しばらく時間を置いて再度連絡先を開くと、ふりがなが消えているのは、Google側との同期が走ったあとに起きているのかもしれません。読み仮名がGoogle側へ送られず、削除されてしまうように見えます。
ふりがなを確実に管理したい人は、保存先をiCloudにするか、VCF形式でのエクスポートを利用する方法もあります。こちらのほうが、読み仮名を含む項目をより安定して扱えます。
2.1. Andoroidの連絡先にはふりがな欄はあるのに……
これには、ちょっと驚きました。
Androidを使っていた頃、ふりがな欄は普通に存在していたからです。
Android端末の連絡先アプリには「姓のふりがな」「名のふりがな」が分かれて用意されていました。
自然とそれらはGoogleアカウントに保存されているものだと思っていました。



しかし、あらためて調べてみると、このふりがな欄はAndroid端末のローカルデータベースで管理されている場合があるようです。
つまり、Googleアカウントの同期対象ではない可能性があります。
ふりがなそのものがクラウドに保存されていないなら、iPhone側がGoogle連絡先と同期したときに読み仮名を保持できないのも理解できます。
2.2. Androidのふりがなはどう扱われていたのか:ローカル保存と移行
では、Android時代のふりがなはどこに保存されていたのでしょうか。
機種変更のときにふりがなが引き継がれていたのかもしれません。
Android端末同士の機種変更では、Google同期だけでなく、端末同士のデータ移行ツールを使うことがあります。これらのツールはローカルデータを丸ごとコピーするため、ふりがなのようなGoogle非対応の項目も一緒に移動します。
この仕組みを考えると、ふりがながクラウドに保存されていると思い込んでいただけで、実際には、ローカルデータが移動していただけだったわけです。
3. 保存先がGoogleだとふりがなの扱いが不安定になる
iPhoneでGoogle連絡先を使うと、ふりがなの保存が安定しないという点には、注意が必要です。
Google連絡先の仕様では読み仮名を持つ欄がないため、iPhone側が頑張って入力しても、結果的に同期時に消えてしまう場合があります。
連絡先アプリは毎日使うものではありませんが、いざというときに使えないと困ります。
今回はふりがなという小さな項目でしたが、調べてみると意外に複雑な仕組みで動いていました。AndroidとiPhoneのどちらを使うかによって、保存される情報の範囲が変わるのは興味深い点でした。