先日、InstagramアカウントをMetaのアカウントセンターに追加してみました。
目的は複数のアカウントを管理しやすくするため。
ただ、操作を進めているうちに、うっかり間違ったFacebookアカウントに紐付けてしまったことに気づきました。
直接 紐づけるのではなく、Meta Business Suiteを開設してから、そこにInstagramビジネスアカウントを追加すればよかったです。
1. アカウントセンターのルール:1対多
Metaアカウントセンターに、Facebookの個人アカウントは1つしか入りません。
私ははじめ、アカウントセンターでFacebookアカウントを追加するのは、「Instagramアカウントの管理権限をFacebookアカウントに許可する」という意味だと思っていました。
Facebookページのように複数のFacebookアカウントで管理できると思っていたのです。
しかし、実際には違いました。
InstagramとFacebookの紐付けは、1対多の関係です。
- 1つのFacebookアカウント → 複数のInstagramアカウント
- 1つのInstagramアカウント → 1つのFacebookアカウント
例えば、個人用とビジネス用のInstagramアカウントを持っている場合、両方とも同じFacebookアカウントにリンクできるわけです。
しかし、反対に1つのInstagramアカウントを複数のFacebookアカウントにリンクして共有することはできないのです。
つまり、Instagramアカウントからアカウントセンターに入ってFacebookアカウントを追加した場合、実は反対に「Facebookアカウントのアカウントセンターに追加された」ことになっていたわけです。
2. Instagramアカウントを複数人で共同で管理するには?
実は、Instagramアカウントは複数人で共同で管理するには、適していません。
「ユーザーネーム」「パスワード」の2つを共有したい人に伝えるしかありませんが、ここで困るのがセキュリティ。
二段階認証にするのが大変で、共有したいメンバー全員に認証アプリの登録が必要です。
また、複数のデバイスで同時にログインしようとすると、Instagram側になりすましや不正ログインを疑われ、最悪の場合アカウントが凍結される可能性もあります。
さらに、メンバーの誰かが「Instagramのパスワードがわからない」と変更してしまうと、ほかのメンバーはログインできなくなってしまうので注意が必要です。
2.1. Facebookログインはむしろ適さない
パスワードを共同管理するのはリスクがあります。
そこで、共同利用するInstagramアカウントにFacebookアカウントでログインすればよいと考えました。
それぞれのメンバーが別々にログインできるからです。
しかし、現実にはできませんでした。
むしろ、Facebookログインは共同管理には不適です。
というのも、アカウントセンターを通してその人の個人Facebookアカウントの設定につながってしまうからです。
3. 間違えたときのリンク解除
ということで、間違えてInstagramアカウントと個人のFacebookアカウントに追加してしまった場合はどうするか。
この場合は、リンクを解除する必要があります。
ただし、ここで解除するのは、Facebookアカウントではなく、Instagramアカウントのほう。
Metaのアカウントセンターは、Facebookアカウントがメインだからです。
アカウントセンターを開いて、「アカウント」のセクションを見ます。
ここにリンクされているInstagramアカウントが表示されているはずです。
該当するInstagramアカウントを選択すると、「削除」や「リンクを解除」といった選択肢が出てきます。
ここで解除を実行すれば、紐付けが外れます。
3.1. リンク解除の影響
リンクを解除すると、クロスポスティングなどの連携機能が使えなくなります。
これは当然といえば当然ですが、事前に知っておくといいですね。
特にビジネスアカウントで、InstagramとFacebookページを連携させて投稿を同時配信している場合は、リンクを変更すると一時的に連携が切れることになります。
Instagramのアカウントセンターに、Facebookページを追加するには、その権限を持つFacebookアカウントが必要です。
4. ログイン方法が増えるという意味
アカウントセンターに追加すると何が変わるのか。
結論から言うと、ログイン方法が増えるんです。
従来のログイン方法はそのまま使えます。
Instagramのユーザーネームやメールアドレスとパスワードでのログインは、ちゃんと残るんです。
そして、Facebookアカウント経由でのログインが新たに使えるようになります。
4.1. 複数アカウントがあるときの動き
ここからが少し複雑な話です。
1つのFacebookアカウントに複数のInstagramアカウントをリンクしている場合、ログイン時にどうなるのか。
Facebookアカウントでログインすると、アカウント選択画面が表示されます。
リンクされている複数のInstagramアカウントがリストアップされるので、そこから使いたいアカウントを選ぶ形です。
4.2. アカウントの切り替え方
一度ログインした後で、別のInstagramアカウントに切り替えたいときはどうするか。
プロフィール画面から、右上のメニュー(三本線のアイコン)を開きます。
設定に進むと、アカウント関連のメニューがあります。
ここで「アカウントを追加」を選ぶか、画面下部に表示されているアカウント名をタップすると、リンクされているアカウントの一覧が出てきます。
切り替えたいアカウントを選択すれば、パスワードを再入力することなくスムーズに切り替わります。
これがアカウントセンターの大きなメリットだと感じました。
複数アカウントを運用している人にとっては、かなり便利な機能です。
5. クロスポストと共同管理
企業がFacebookページ、Instagramアカウントを作り、複数人で管理運営し、クロスポストで効率化したい場合、どのようにしたらいい?
企業の複数人運用では、この構造的な制約が課題になります。
通常は、代表のFacebookアカウント経由でクロスポストします。
- 企業の代表者や責任者の個人Facebookアカウントを「ハブ」にする
- その個人アカウントで:
- Facebookページの管理者になる
- Instagramアカウントをアカウントセンターにリンクする
- InstagramとFacebookページを連携(クロスポスティング設定)
他のメンバーが運用する場合、Instagramアカウント側では、ログイン情報(ユーザーネーム・パスワード)を共有し、各メンバーが同じInstagramアカウントに直接ログインして投稿します。
Instagram投稿時に「Facebookにも投稿」を選択すれば、リンクされたFacebookページに自動投稿されます。
この設定は「代表者のFacebookアカウント経由で確立されたリンク」によって機能しています。
一方、各メンバーがFacebookページに投稿するには、代表者が他のメンバーを「ページの管理者」として追加すれば済みます。
各メンバーは自分のFacebookアカウントでページを管理できるのです。
この場合、ハブとなるアカウントは、退職予定のない安定した立場の人にする必要があります。
また、万が一に備え、必要に応じてハブアカウントを変更する手順を文書化しておく必要があります。
6. Meta Business Suite を使う
Meta Business Suiteは、FacebookやInstagram、Messengerなど多岐に渡るMeta社のサービスを一元管理するためのツールで、ビジネスアセットごとにアクセス許可の管理ができ、FacebookとInstagramへの同時投稿が可能です。
Meta Business Suiteの場合、Facebookページだけでなく管理しているInstagramアカウントでもメンバーを招待し権限を細かく設定できます。
パスワード共有が不要になり、セキュリティが向上します。
まず、企業の代表者や管理者の個人FacebookアカウントでMeta Business Suiteを開設します。
それから、設定からユーザーへ進み、メンバーを招待を押して、招待するメンバーのメールアドレスを入力し、ビジネスアセットでの権限を細かく設定します。