

Google Play Gamesの新機能案内は、2025年9月のアップデートによるものです。主な機能はゲーマープロフィール、Google Play Points、連続記録の3つで、特にGoogle Play Pointsは頻繁に課金するユーザーにとって有用なポイントプログラムです。案内画面は「OK」を押して問題なく、自分の利用状況に応じて活用すればよい仕組みです。
突然表示される案内画面
Androidスマートフォンを使っていると、ある日突然「ゲーマープロフィールでGoogle Play Gamesの新しい機能を活用しましょう」という画面が表示されました。
チェスの駒や卓球のラケット、カラフルなブロックのイラストとともに現れるこの画面。何かの設定を変更されるのではないか、勝手に課金されるのではないかと不安になる方も多いでしょう。
結論から言えば、この画面は説明であって同意ではないので、「OK」を押して進むしかありません。2025年9月に実施された大規模なアップデートによって、Google Playストアに追加された新しいゲーム機能の紹介なのです1。この画面では、何かの設定が勝手に変更されたり、課金が発生したりすることはありません。
ほとんど課金しない、または無料アプリしか使わない場合は、特に気にする必要はありませんが、月に数千円以上をアプリやゲームに使っているなら、Google Play Pointsに登録してポイントを活用するとお得です。
Google Play GamesとGoogle Play Points
「Google Play Games」は、Google Playストア内のゲーム専用プラットフォームです。
従来はゲームの進行状況を保存したり、実績を記録したりする地味な機能でしたが、今回のアップデートで大きく変わりました。


新しく追加された主な機能は3つあります。
- ゲーマープロフィール、
- Google Play Points、
- 連続記録
ただし、これはゲームを頻繁にプレイする人向けの機能です。普段ゲームをほとんどしない方には、ほぼ無関係と言えます。
Google Play Pointsの仕組み(アプリ内購入の促進)
「Google Play Points」は、もしかすると幅広いユーザーに関係する機能かもしれつせん。
これはポイントプログラムで、Google Playストアでの100円の支払いごとに1ポイントが付与されます2。つまり、有料アプリの購入やゲーム内課金、電子書籍の購入などでポイントがたまり、たまったポイントは、Google Playクレジットやゲーム内アイテム、割引クーポンと交換できます。
Google Playクレジットは、Google Playストアで扱うほぼすべての支払いに利用できます。LINEコインなどの一般的なアプリ内課金にも使えるため、実質的な割引になります。
ポイントの有効期限は1年間
ただし、このポイントには有効期限があります。
ポイント自体の有効期限は、最後にポイントを獲得または使用した日から1年間です3。さらに、ポイントをGoogle Playクレジットに交換した場合、そのクレジットにも1年間の有効期限があります4。
つまり、たまにしか課金しない場合、ポイントがたまる前に期限が切れてしまう可能性が高いのです。年に数回ほどしか課金しない場合には、無理にポイントを意識する必要はありません。
ステータスとウィークリーリワード
Google Play Pointsには、「ステータス」という仕組みもあります。年間に獲得したポイント数に応じて、ブロンズ、シルバー、ゴールド、プラチナ、ダイヤモンドの5段階にランクが分かれます5。
シルバー以上になると、毎週特典を受け取れるウィークリーリワードが利用できます6。ランクが上がるほど、1回の買い物で獲得できるポイントも増えます7。シルバーは通常の1.25倍、ゴールドは1.5倍、プラチナは1.75倍、ダイヤモンドは2倍です。
ただし、たとえば、シルバーランクに到達するには年間250ポイント、つまり25,000円分の課金が必要です。ゴールドなら100,000円分です。一般的なユーザーにとって、これらのランクを意識する必要性は低いでしょう。
ゲーマープロフィールの実態
Googleの「ゲーマープロフィール」は、複数のゲームやデバイスをまたいで実績やデータを一か所で確認できる機能です8。SteamやPlayStation Networkのようなゲームプラットフォームを使っている方なら、イメージしやすいでしょう。
この機能では、プレイしたゲームの統計情報や達成した実績が表示されます。さらにAIで生成したアバターを作成し、他のプレイヤーと繋がることもできます。
連続記録とその他の機能
連続記録は、毎日ゲームをプレイすると記録が伸びていく機能です。モチベーション維持のための仕掛けですが、義務ではありません。やってもやらなくても、特に損得はありません。
また、今後展開される予定の機能として、Gemini LiveというAIを活用したゲーム攻略サポート「Google Play Games Sidekick」や9、ポイントを競う「Google Play Games Leagues」などもあります10。これらは、かなりゲームに熱中している層向けの機能です。
- 2025年9月23日にGoogle Play Gamesの大規模リニューアルが発表されました。 – アップデート!「Google Play Games」リニューアル【2025年9月】
- Google Play Pointsは、有料アプリやデジタルコンテンツの購入、アプリ内課金の際、100円の利用につき1ポイントが貯まります。 – Google Play Pointsの使い方は?貯め方や特典についてもご紹介
- 貯まったポイントの有効期限は、最後にポイントを獲得または使用した時点から1年間です。 – Google Play ポイントを貯める、管理する
- ポイントと交換して受け取ったGoogle Playクレジットは、1年後に有効期限が切れます。 – Google Play ストアでポイントを使う
- 1年間に貯まったポイントがすべて加算され、そのポイント数でステータスが判定されます。ブロンズから始まり、250ポイント以上でシルバー、1,000ポイント以上でゴールド、4,000ポイント以上でプラチナ、15,000ポイント以上でダイヤモンドになります。 – Google Play Points のステータスと特典を確認する方法
- シルバーランク以上になると、毎週ウィークリーリワードとして特典を受けることができます。シルバーは最大100ポイント、ゴールドは最大200ポイント、プラチナは最大500ポイント、ダイヤモンドは最大1000ポイントを獲得できます。 – Google Play Pointsって何?上手な貯め方と使い方
- ステータスが上がると、購入のたびに貯まるポイントが増えます。ブロンズは100円で1ポイント、シルバーは1.25ポイント、ゴールドは1.5ポイント、プラチナは1.75ポイント、ダイヤモンドは2ポイントです。 – Google Play Pointsの使い方は?貯め方や特典についてもご紹介
- 新しいゲーマープロフィールでは、デバイスやゲームアプリを横断した実績を簡単に確認でき、AIで生成したアバターも作成可能です。 – あなたのためにもっと進化する Google Play
- Google Play Games Sidekickは、整理されたゲーム関連情報に加え、会話型AI「Gemini Live」も統合されており、リアルタイムな会話をしながらゲームを進めることができます。今後数か月以内に一部地域とゲームアプリで展開開始される予定です。 – あなたのためにもっと進化する Google Play
- Google Play Games Leaguesでは、Google Play Pointsの報酬をかけて競い合うことができます。最初のリーグは人気ゲーム「Subway Surfers」で、2025年10月10日から23日まで開催されます。 – アップデート!「Google Play Games」リニューアル【2025年9月】